ウインドウフィルムのコンプライアンス…施工に関わる電子制御装置の整備

カーディテイリングサービスのコンプライアンス…ウインドウフィルム施工に関わる電子制御装置整備
カーディテイリングサービスのコンプライアンス…ウインドウフィルム施工に関わる電子制御装置整備全 6 枚

進化した多層構造を持つフィルムなどフロントガラスに施工した状態で可視光線透過率70%を確保できる商材の登場によって、フロントガラスへのフィルムの施工が注目を集めている。

施工した状態で可視光線透過率70%以上あるか、視認性に問題はないかなどについては様々な意見が飛び交っているが、もう一つ施工事業者も見落としがちなコンプライアンスに関わる問題があることにお気づきだろうか。

フロントガラスへのフィルム施工時にカメラを外して作業するケースも散見されるが、電子制御装置整備対象車両のフロントカメラ脱着には特定整備認証が必要だ。フィルム施工は新車時の行われることが多いことを考えると対象車両である可能性も低くないだろう。

また、カメラ脱着後のエーミングを行う際には整備要領書に従って作業を行う必要があり、ファイネスにアクセスして自動車メーカーの定める整備作業を行う環境を整備するとともに、ターゲットやSSTなどの資器材も必要になる。

つまり、フィルム施工時に車検を通すことができるのかと同時に、施工店がコンプライアンスに則った作業を行えるかどうかも見極める必要があるということだ。

そのような背景の中で福岡県の株式会社ランテル(本社:福岡県柳川市)は、県内2カ所の営業所(太宰府市、久留米市)で特定整備認証を取得し、エーミング作業も多数行っている実績を強みとして、フロントガラスにフィルムを施工するサービスの展開を開始した。

フロントガラスに施工する場合にカメラの脱着が伴ったとしても特定整備認証を取得している同社であれば問題が無く、その上自社でフロントカメラのエーミング作業も行える体制を構築しているので、一貫したサービスを提供できる。

従来、あまり関連のなかったカーディテイリングサービスだが、今後はコンプライアンスの観点から電子制御装置整備への対応が欠かせない。

カーディテイリングサービスのコンプライアンス…ウインドウフィルム施工に関わる電子制御装置整備

《カーケアプラス編集部》

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