東京都のコロナ感染5000人超---「全国旅行支援」秋以降に延期も[新聞ウォッチ]

東京浅草(6月)
東京浅草(6月)全 3 枚

油断は禁物。密閉・密集・密接のいわゆる「3密」を避けながら、手洗い・うがいやマスクの着用を怠っているわけでもないだろうが、東京都内で新型コロナウイルスの感染が再び拡大しているという。

東京都の発表によると、7月5日、都内で新たに5302人が新型コロナに感染していることを確認。1週間前の火曜日の2倍以上となり、18日連続で前の週の同じ曜日を上回ったそうだ。都内で一日に5000人を上回るのは、ことし4月28日以来。また、5日に確認された5302人を年代別にみると、20代が最も多く、全体の21.9%に当たる1162人。また、65歳以上の高齢者は376人で、全体の7.1%にとどまっているという。

改めて、消毒などの感染予防の対策をしっかりとおこなっていくことが大切のようだが、こうした中、政府が7月前半の開始をめざしている観光支援策「全国旅行支援」に延期の可能性が浮上してきたという。きょうの朝日などが報じているが、「実施の前提とな新型ココロナの感染状況が悪化し、政府内に慎重論が出始めているため」としている。このまま感染の拡大傾向が続けば、実施は秋以降になるとの見方も出ているとも伝えている。

全国旅行支援は、都道府県ごとに実施している「県民割」の旅行先を全国に広げるもので、補助額は、2020年に実施された大型支援策「Go Toトラベル」に相当するもので、新幹線や航空機などの交通機関をセットにした旅行商品なら、1人1泊8000円を上限に、旅行代金の40%が補助される。これに、旅行先で使える3000円分(平日)の買い物クーポン券がつき、合計で実質1万1000円が補助されるが、菅前政権では、感染拡大時に「Go To」事業を継続し、「GoTo“トラブル”」などと批判を浴びていたことから中止に追い込まれた。岸田首相も、感染拡大の中で、強引に実施すれば参院選への影響は避けられず、最終的な判断は投開票日後になるようだ。

2022年7月6日付

●KDDI障害86時間完全復旧、重大事故、総務省検証へ(読売・1面)

●春闘賃上げ率2.07%、最終集計、コロナ前と同水準に(読売・8面)

●国産ドローン使用停止、警察・消防 機体不具合で墜落(読売・28面)

●自公、改選過半数の勢い維持、立憲、改選議席割る可能性(朝日・1面)

●「全国旅行支援」に慎重論、政府、感染拡大受け(朝日・3面)

●ホンダ中国販売、6月は19%増加(毎日・7面)

●都コロナ感染5000人超、4月28日以来(東京・3面)

●商用軽EV生産、三菱自が再開へ、10月にも、物流向け需要増(日経・14面)

●中古車競売価格25.5%高、6月、新車不足で最高値更新(日経・15面)

●今期業績を聞く、三菱自動車副社長・池谷光司氏、成長投資年2000億円軸に(日経・16面)

《福田俊之》

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