ホンダ（Honda）の米国部門のアメリカンホンダは7月2日、2022年上半期（1～6月）の米国新車販売の結果を発表した。総販売台数（ホンダ＋アキュラ）は50万6207台。前年同期比は39.3％減と、2年ぶりに前年実績を下回った。
全販売台数50万6207台の内訳は、乗用車が前年同期比45.0％減の17万1697台と、マイナスに転じた。SUVなどのライトトラックも、35.8％減の33万4510台と2年ぶりに前年実績を下回った。
ホンダブランドの上半期実績は、前年同期比39.2％減の45万3347台と後退した。乗用車系では、『アコード』が8万0422台を販売。前年同期比は、29.9％減とマイナスに転じた。『フィット』は米国での販売を終了。『シビック』は7万0335台を売り上げたが、前年同期比は54.0％減と、2年ぶりに前年実績を下回った。ハイブリッドセダンの『インサイト』は5722台を販売。前年同期比は42.0％減と後退している。
ライトトラック（SUV/ピックアップトラック/ミニバン）系は、主力車種の『CR-V』が、11万6602台。前年同期比は45.3％減と、2年ぶりのマイナスだ。中型SUVの『パイロット』も、39.3％減の4万6435台と後退した。日本仕様とは異なる北米専用ミニバンの『オデッセイ』も、前年同期比56.5％減の2万0709台と2年ぶりのマイナス。『HR-V』は、前年同期比6.7％増の7万3016台と、2年連続の前年超え。これは、モデル末期の従来型（日本名：旧型『ヴェゼル』）に相当）の販売が終了し、6月上旬に新型HR-V（日本名：『ZR-V』に相当）を発売した効果だ。ピックアップトラックの『リッジライン』は、前年同期比18.8％減の1万9797台と、2年ぶりに前年実績を下回った。新型SUVの『パスポート』は、24.7％減の2万0102台とマイナスに転じている。
ホンダの2021年の米国新車販売台数は146万6630台。前年比は8.9％増と、2年ぶりに前年実績を上回った。総販売台数146万6630台のうち、ホンダブランドは130万9222台だった。前年比は8.2％増と、2年ぶりのプラスとなった。
