振子式特急型気動車で横揺れ吸収部品が消失---JR西日本のキハ187系

2001年に登場したJR西日本の制御付き振子式気動車キハ187系。2両編成で運用され、最高速度は120km/h。
2001年に登場したJR西日本の制御付き振子式気動車キハ187系。2両編成で運用され、最高速度は120km/h。全 3 枚

JR西日本は7月8日、キハ187系特急型気動車の一部部品が落下、消失したと発表した。

同車は、山陰本線の特急『スーパーまつかぜ』、因美線・智頭急行の特急『スーパーいなば』、山口線の特急『スーパーおき』で運用されているが、落下、消失が確認された車両は『スーパーまつかぜ』『スーパーおき』の鳥取・米子方に連結されているキハ187形1005号(キハ187-1005)。

キハ187系の特急『スーパーまつかぜ』。キハ187系の特急『スーパーまつかぜ』。

7月7日17時9分頃、後藤総合車両所(鳥取県米子市)運用検修センターでの車輪交換作業の際に、後位床下に取り付けられている横揺れを吸収する「左右動ダンパ」と呼ばれる部品がなくなっていたことが判明した。

JR西日本では5月9日~7月3日、鳥取~新山口間の『スーパーおき』での運用中に発生したと見ており、現在、捜索が行なわれている。原因は調査中。

落失した箇所と部品(左右動ダンパ)の概要。部品の大きさは全長36cm、直径10cm、重量8.16kg。落失した箇所と部品(左右動ダンパ)の概要。部品の大きさは全長36cm、直径10cm、重量8.16kg。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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