廃止路線で再び木造駅舎修復の動き…旧深名線添牛内駅 7月11日から資金調達開始

6月に有志の手により灯りが点いた添牛内駅。
6月に有志の手により灯りが点いた添牛内駅。全 3 枚

1995年9月に廃止されたJR北海道深名線で、再び木造駅舎を修復する動きが出ている。

【画像全3枚】

旧深名線では、2015年7月に北海道幌加内町内にある沼牛駅が廃駅前の姿に復元されているが、今度は同駅から5駅北に位置していた同じ幌加内町内の添牛内(そえうしない)駅が修復へ向けて動き出すことになり、7月11日から有志団体「添牛内駅保存会」がインターネット募金(クラウドファンディング)を開始する。

添牛内駅は1931年に開業して以来、築91年が経過。近年は土台や屋根の老朽化著しく、これ以上放置していては倒壊の危険があるとして、コロナ禍で思うように進まなかった保存活動を本格化させることになった。

当初は土台と外壁の修復を目指し、目標金額を350万円に設定。達成した場合は追加工事費用としてさらに約300万円を調達し、屋根部分の修復も行なうとしている。

募金は8月31日までクラウドファンディングサイトの「READY FOR」で行なわれ、工事は降雪前の9~10月に行なうとしている。

《佐藤正樹》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「妄想が現実になった」トヨタがAE86のエンジン部品を発売へ…「復刻だけじゃない」その内容に驚きの声
  2. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  3. 【ジープ レネゲード eハイブリッド 新型試乗】レネゲード、ここにいよいよ極まれり…島崎七生人
  4. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  5. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る