【スーパー耐久 第3戦】グループ2接戦の末、39号車 RC350 が優勝…水素カローラも90周走破

2022スーパー耐久 第3戦SUGO
2022スーパー耐久 第3戦SUGO全 7 枚

2022年のENEOS スーパー耐久シリーズ Powered by Hankookの第3戦がスポーツランドSUGOで行われ、グループ2決勝はNo. 39 エアバスターWINMAX RC350 55ガレージ TWSが接戦のバトルの末、今季初優勝を飾った。

今回のSUGO大会は、全体を2つのグループに分けて、それぞれ3時間耐久レースを実施し、ST-3クラス、ST-4クラス、ST-5クラスで構成されるグループ2は7月10日午前に決勝が行われた。

またカーボンニュートラル導入や車両開発を目的とした車両が参戦するST-Qクラスでは、No. 32 ORC ROOKIE GR Corolla H2 concept、No. 61 Team SDA Engineering BRZ、No. 55 MAZDA SPIRIT RACING MAZDA2 Bio conceptがエントリー。55号車は6月の第2戦富士24時間で大クラッシュを喫したが、なんとかマシンの修復が間に合い、今大会も出走。また水素エンジンを搭載する32号車のトヨタ『カローラ』は、同サーキットで初めてレースに臨んだ。

午前8時45分から始まったグループ2決勝は序盤にトラブル車両が発生しセーフティカーが導入される波乱の展開になったが、レースが再開されると、ポールポジションからスタートしたNo. 311 Team Fukushima Z34が後続を徐々に引き離していった。福島県に特化した地域密着型のチームで、今季からスーパー耐久に挑戦しているTeam Fukushima。チーム初優勝に向けて周回を重ねていったが、序盤のセーフティカー導入のタイミングで1回目のピットストップを済ませていた39号車が、レース後半に逆転を果たした。

追いかける311号車はSUPER GTのGT500クラスで活躍する松田次生が最終スティントを担当し、トップ奪還を目指したが、先行する39号車も2年連続でST-3クラスチャンピオンに輝いている冨林勇佑がアンカーを務め、一進一退の攻防戦が展開された。

緊迫した接近戦は、約1時間にわたって続いたが、最後まで39号車の冨林がポジションを死守。最後は0.7秒差で逃げ切り、今季初優勝を飾った。2位には311号車の日産『フェアレディZ』、3位にはNo. 25 raffinee 日産メカニックチャレンジZが入った。

ST-4クラスはNo. 86 TOM’S SPIRIT GR86が前戦の富士24時間に続いて2連勝をマーク。ST-5クラスはNo. 72 OHLINS Roadster NATSがクラス優勝を飾った。

ST-Qクラスでは、3台揃って大きなトラブルに見舞われることなく3時間を走破。32号車のトヨタ『カローラ』も、90周を走りきり、チェッカーを受けた。


《吉田 知弘》

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