【トヨタ クラウン 新型】豊田社長「日本の技術と人材を結集したクルマ。日本の底力が詰まっている」

新型クラウンと豊田章男社長
新型クラウンと豊田章男社長全 10 枚

トヨタ自動車は7月15日、4年ぶりにフルモデルチェンジした新型『クラウン』を発表した。16代目となる今回のモデルはこれまでにない変化をとげ、豊田章男社長も「もう一度世界に挑戦する」と強調する。

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クラウンと言えば、1955年に誕生したトヨタを代表するクルマで、「いつかはクラウン」「ゼロクラウン」などの有名なキャッチフレーズを生み、時代の変化と戦いながら絶えず進化を続けてきた。しかし、1989年に『セルシオ』が誕生以降、高級車としての存在感が薄れていき、いつの間にか国内専用車となってしまった。

「日本の歴史に重ね合わせれば、徳川幕府の江戸時代も15代で幕を閉じている。何としてもクラウンの新しい時代をつくらなければいけない、と私は決意と覚悟を固めた。もう一度原点に戻ってこれからのクラウンを本気で考えてみないか、開発チームにこう伝えたことから16代目の開発が動き出した」と豊田社長は振り返る。

それから2年、新型クラウンが誕生し、それを見て豊田社長が最初に発した言葉は「面白いね」だったそうだ。なにしろ、新型クラウンはセダンだけでなく、クロスオーバー、スポーツ、エステートと計4つのタイプがあったからだ。

「いつの時代もクラウンが目指してきたことは、幸せの量産だったと思う。クラウンは日本の豊かさ、ジャパンプライドの象徴だった。そして、世界に誇る日本の技術と人材を結集したクルマだった。新型クラウンにも、そんな日本の底力が詰まっている。だから私はこのクルマでもう一度世界に挑戦する」と豊田社長は話し、約40の国と地域で販売していく計画で、シリーズの販売台数を年間20万台を見込む。

まずは今秋にクロスオーバーを発売し、その後1年半かけて残りの3タイプを順次発売していく。ちなみにクロスオーバーはすべてハイブリッド車で、価格は435万円から。目標販売台数は月間3200台で、愛知県豊田市の元町工場と堤工場で生産する。

「クラウンが世界中の人々に愛されることで、日本がもう一度元気を取り戻すことにつながれば、こんなにうれしいことはない。『日本のクラウンここにあり』、それを世界に示したいと思う」と豊田社長は力を込めていた。

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《山田清志》

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