便利に使えるクルマWi-Fi…周辺アイテム編[カーオーディオ システムアップ AtoZ]

カロッツェリアの車載用Wi-Fiルーター『DCT-WR100D』。
カロッツェリアの車載用Wi-Fiルーター『DCT-WR100D』。全 3 枚

カーオーディオシステムのバージョンアップを考えているドライバーに向けて、その実現のサポートをすべく製品情報を多角的に発信している当コーナー。現在は、システムの利便性や快適性を上げられる「周辺アイテム」にスポットを当てている。

今回は、クルマ用のWi-Fiアイテムを2つ紹介する。

さて、車内にてネットと繋がろうとする際、それを可能にする手立てはいくつかある。スマホにてテザリングしても良いし、一般的なモバイルWi-Fiルーターを持ち込んでも良い。そしてもう1つ、車内で使うことを前提に開発されたアイテムを使うという手もある。

なお車載用のWi-Fi機器というと、カロッツェリアの『サイバーナビ』もその1つだ。当シリーズのネットワークスティックが同梱されたモデル(またはこれを別に購入した場合)では、docomoの車載用通信サービス、「in Car Connect」が使えるようになる。しかしナビを換えるつもりがない、もしくはできない場合にはこの手は向かない。

となるとお薦めは以下の2つだ。まず1つ目は、カロッツェリアの車載用Wi-Fiルーター『DCT-WR100D』(税込価格:2万7500円)だ。当機を導入すると『サイバーナビ』と同じく、車内でdocomoの車載用通信サービス「in Car Connect」が活用できる。

で、当機の最大の利点はズバリ、「リーズナブルなこと」だ。例えば365日プランを2年利用した場合の本体代も含めた月々のコストは2246円(税込)ですむ。一般的なモバイルWi-Fiルーターと比べて約半額程度だ。

ただし、使用に多少の制限がかかる。というのもこのコストですむのは「クルマ専用」であるからなので、これを車外に持ち出しては使えないようになっていて停車中は長く使えない。エンジンオンで走り始める前の停車中は30分まで、走行後の停車中(エンジンオン)は1時間までしか使えない。というわけなので、キャンプや車中泊でも使いたいと考えるドライバーにはやや不向きだ。

もう1つの汎用的な車載用Wi-Fiルーターは、慶洋エンジニアリングの車載用無線ルーター『AN-S092』(価格:オープン、実勢税込価格:1万6280円)だ。こちらは「クルマでも使えるモバイルWi-Fiルーター」なので、車外でも停車中でも使用が可能だ。なお電源はUSBにて取れるので(シガー電源ユニットも同梱)、車内でも車外でも使いやすい。

で、当機は楽天モバイル回線を利用する。通信料金プランは1タイプのみで、使った分だけ支払えば良い。1GBまでは無料で使えて、無制限で目一杯使いたい場合には月々3278円(税込)だ。

このように、これら2機種にはそれぞれに利点がある。自分のカーライフスタイルに合うものをチョイスしよう。

今回は以上だ。次回以降もカーオーディオシステムの機能を拡張させる「周辺アイテム」の紹介を続行する。お楽しみに。


真夜中のギター[千賀かほる][EP盤]
¥2,000
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

あれからずっと・・・
¥1,800
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

《太田祥三》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  3. 新型『ムーヴ』『ステラ』のコーナリング性能を向上、ブリッツの車高調「DAMPER ZZ-R」シリーズ
  4. 日本初のクルマ専用「除湿剤」が登場、最長180日間快適に
  5. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る