ホンダレーシングスクール、初めてのフォーミュラクラス修了式…4名がスカラシップ選考会へ

中野信治バイスプリンシパル(中央)と、スカラシップ選考会に進んだ4名(左から清水啓伸、森山冬星、佐藤樹、島影柊麿)
中野信治バイスプリンシパル(中央)と、スカラシップ選考会に進んだ4名(左から清水啓伸、森山冬星、佐藤樹、島影柊麿)全 9 枚

鈴鹿サーキットで20日、HRS-Formula(ホンダレーシングスクール鈴鹿・フォーミュラクラス)の修了式が行われ、清水啓伸、森山冬星、佐藤樹、島影柊麿の4名がスカラシップ選考会受講生に選ばれた。

1992年に2輪のスクールとして開校した鈴鹿サーキットレーシングスクール。フォーミュラクラスは1995年に開校し、佐藤琢磨や角田裕毅など国内外で活躍する多くのドライバーを輩出してきた。この鈴鹿サーキットレーシングスクールが2022年、ホンダレーシングスクール鈴鹿として生まれ変わり、今回初めてのフォーミュラクラスの修了式を迎えた。

3月に8名の受講生でスクールがスタートし、これまで10日間のカリキュラムが行われた。最終日となったこの日は受講生8名と、野尻智紀講師と笹原右京講師を加えた10名で、15分の練習走行を3セット、15分の計測走行(予選形式)を2セット、そして12周のセット走行(レース形式)を行い、8名の受講生はカリキュラム最後の走りを講師陣に見せた。

野尻講師と笹原講師がどのセッションも受講生を寄せ付けない走りをみせたが、受講生も僅差まで詰め寄ってくる。最後のセット走行では16歳の清水啓伸が、2位の阪口講師と2.7秒差でチェッカーを受ける活躍を見せた。

走行終了後に鈴鹿サーキット・ブリーフィングルームで修了式が行われた。佐藤琢磨プリンシパル(校長)は出席できなかったが、中野信治バイスプリンシパル(副校長)が出席。受講生に向けて「レースの世界に進む人もそうでない人も、ここで学んだことを忘れずに、次のステップで活かしてほしい」とエールを送った。

8名への修了証書授与式のあとはスカラシップ選考会へ進む受講生の発表が行われ、清水啓伸(16)、森山冬星(19)、佐藤樹(19)、島影柊麿(20)の4名が選ばれた。この4名は9月より計6日間のスカラシップ選考会カリキュラムに参加し、11月にスカラシップ獲得者が発表される。


《藤木充啓》

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