船外機にマイクロプラスチック回収装置を搭載、スズキが7月より生産開始

マイクロプラスチック回収装置を搭載した船外機
マイクロプラスチック回収装置を搭載した船外機全 4 枚

スズキは、中型船外機5機種に、世界初のマイクロプラスチック回収装置を標準装備し、7月より生産を開始。北米、欧州などの主要市場を含めた全世界へ順次出荷していく。

海に流れ込む大量の海洋プラスチックごみは近年大きな環境問題となっており、自然環境下でさらに微細に破砕されたマイクロプラスチックは生態系に影響を及ぼすことが懸念されている。

スズキは、こうした問題に対処するため、船外機がエンジン冷却のために大量の水をくみ上げながら走行し、冷却後にその水を戻す構造であることに着目し、戻り水用ホースに取り付け可能なフィルター式の回収装置を開発。走行するだけで水面付近のマイクロプラスチックを回収できる画期的な製品として注目を集めた。

スズキはマイクロプラスチック回収装置のモニタリング調査を日本、米国、欧州地域を含む14か国にて実施しながら改良を重ねてきた。今回、『DF140BG』、『DF115BG』、『DF140B』、『DF115B』、『DF100C』の5機種に標準装備し、2022年7月より生産を開始した。



《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  3. “プチカスタム”でサマードライブの楽しさをブーストアップ![特選カーアクセサリー名鑑]
  4. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  5. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る