2022年7月23~24日の2日間、東京ビッグサイトで開催中の「東京キャンピングカーショー2022」。同イベントに、人気のキャブコン『Puppu480』などを手掛けるキャンパー厚木が出展し、新型の軽キャンパー『Chippy』を発表した。

Chippyはダイハツ『ハイゼットカーゴ』がベースで、乗員4名、就寝2名。兄弟車のダイハツ『アトレー』、トヨタ『ピクシス』でも架装が可能だ。

最大の特徴はルーフに設置された大型のベンチレーター。リアに取り付けられた6つの取入口から空気を取り入れ、大きなプロペラのついたベンチレーターで外部に空気を逃していく。ゆっくり大型のプロペラを回すことで、空気の流れをしっかりと作りながらも、静音性が保たれている。

同社の手掛ける他キャンピングカーは「車と家の融合体」を目指しているが、Chippyは「車としての乗りやすさ」を重視し、いかにそのまま普段使いできるか、ベッドやテーブルなどを設置するのもとにかく楽して快適に、といったコンセプトとなっている。

テーブルは留具のボタンを外すだけでサイドから取り出せ、ベッドもフレーム金具を固定して、パネルを乗せるだけで1分もかからずに設置が完了する。
普段は一般的な車のように便利に使いながら、休憩中、キャンプ場などで瞬間的にキャンピングカーへと転換できることがChippyの強みであると担当者は語る。

標準装備で冷蔵庫、テーブル、ベッド、75Wサブバッテリー、インバーター、LED照明などがついており、オプションでナビ、ソーラーパネルの装着や、ツインサブバッテリーに変更が可能だ。
価格は標準装備のみで276万円、オプション込みで320万円となっている。ベース車両が納車されれば架装にはそこまで時間がかからないそうで、10~11月頃納車予定とのことだ。