SSでスマート脳ドック…トラックステーションで実施へ 出光興産など

129号相模原SS近隣に設置したMRI搭載車両
129号相模原SS近隣に設置したMRI搭載車両全 2 枚

出光興産スマートスキャン東日本宇佐美は、7月26日より8月31日までの期間、東日本宇佐美が運営する神奈川県内の2か所のサービスステーションを中心に、車両に搭載したMRIによる脳健診サービス「スマート脳ドック」を展開する。

スマート脳ドックは、スマートスキャンが提供する脳健診サービスだ。出光興産とスマートスキャンは、MRIを搭載した車両を用いることで、近隣に脳ドック設備のない地域でも、短時間かつ比較的低額(従来の一般的な脳ドックサービスの半額程度)で脳ドックを提供している。2022年4月から5月に山口県山陽小野田市内の出光興産系列のSSで、また6月から7月には広島空港において脳健診サービスを展開した。

今回は、東日本地域でSSを運営する東日本宇佐美と協働し、トラック物流関連企業が集積する神奈川県内の2か所のSSを中心に脳健診サービスを展開する。SSは129号相模原(模原市)と東扇島(川崎市)、サービス提供期間は129号相模原が7月26日~8月14日、東扇島が8月17~31日で、事前の予約が必要。出光興産によると、「トラックステーション」(トラックの給油やメンテナンスに対応しているSS)での脳健診サービスの展開は、今回が国内初の事例となる。

運送業に従事するドライバーは、他の業種と比較すると脳や心臓に疾患をもつ傾向が高いという(厚生労働省令和3年度『過労死等の労災補償状況』から孫引き)。出光興産は、日頃からSSを頻繁に利用するトラックドライバーや近隣住民に、脳健診の受診機会を創出する。

脳健診サービスは誰でも受診でき、受診後1週間以内にウェブで検査結果を確認できる。異常が発見された場合には地域の医療機関を紹介してくれる。予約・問診・結果確認はネット経由で手続きが可能だ。健診所要時間は30分程度、受診費用は消費税込み2万2000円(保険適用外)。

出光興産は、デジタル技術・データを活用した業態変革・新規ビジネスモデルの創出を意図し、全国約6200か所のサービスステーションを基点とした、次世代モビリティ&コミュニティに関するサービス・ソリューションの提供を進めている。サービスステーションを「地域固有の課題に対して様々なサービスを必要な時、必要な場所に機動的に提供できる」拠点、すなわち「スマートよろずや」とすることをコンセプトとし、各種サービス展開に知見を持つ他社や地方自治体とも協働し、事業を展開している。


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《高木啓》

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