北大阪急行電鉄、箕面市内への延伸は2023年度末…トンネルなどの土木工事がほぼ完了

建設が進む延伸区間の終点・箕面萱野駅。11月にはホーム全体を覆う特徴的な上屋設置工事が箕面市により着手される。
建設が進む延伸区間の終点・箕面萱野駅。11月にはホーム全体を覆う特徴的な上屋設置工事が箕面市により着手される。全 10 枚

大阪府箕面(みのお)市と、江坂駅(大阪府吹田市)と千里中央駅(大阪府豊中市)を結ぶ北大阪急行電鉄(北急)は8月25日、北急南北線延伸区間を2023年度末に開業すると発表した。

この区間は、南北線の終点・千里中央駅から約2.5km先の箕面萱野駅までを結ぶもので、2015年12月に都市計画が決定し、2017年1月に着工していた。

当初は2020年度の開業を予定していたが、「設計及び工事工程の見直し等が必要となった」ことを理由に、2019年5月には3年程度先送りされることになった。

しかし、2022年5月末までには箕面船場阪大前方から千里中央方へ掘削していたトンネルが貫通し、高架橋やトンネルの構築が全区間でほぼ完了。現在は軌道や電気設備、駅舎関連の工事、車両製造が順調に進められており、開業の見通しが立ったという。

車両については、現在、北急南北線と大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)御堂筋線で運用されている北急9000形が10両編成3本(計30両)増備される。

なお、当初650億円とされていた総工費は、最終的には874億円に上っている。

延伸時に増備される北急9000形。延伸時に増備される北急9000形。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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