BMWの4ドアグランクーペEV、『i4』をカスタム…ACシュニッツァー

スプリングキットと20インチホイールを用意

エアロパーツと内装パーツを設定

ベース車両は544hpツインモーター搭載の『i4 M50』

BMW i4 by ACシュニッツァー
BMW i4 by ACシュニッツァー全 10 枚

ACシュニッツァー(AC Schnitzer)は8月26日、BMWの新型EVの『i4』向けのカスタマイズプログラム、「i4 by ACシュニッツァー」を欧州で発表した。

ACシュニッツァーは、ドイツに本拠を置き、BMWのチューニングを手がけている。最近では、MINI、ジャガー、ランドローバーにも、チューニングの範囲を広げてきた。そして今回、BMW i4向けのカスタマイズプログラムを欧州で発表している。

BMWの4ドアグランクーペEV、 i4向けのカスタマイズプログラムでは、エアロパーツをはじめ、アルミホイール、サスペンション、インテリアと、トータルなチューンナップを提案している。

BMW i4 by ACシュニッツァーBMW i4 by ACシュニッツァー

◆スプリングキットと20インチホイールを用意

ACシュニッツァーのスプリングキットは、標準のサスペンションと比較して、フロントとリアで車高を20~25mm下げることができる。この低重心化により、ハンドリングの俊敏性と精度がさらに向上するという。

ACシュニッツァーが手がけるホイールは、幅広い選択肢を用意する。バイカラーのシルバー/ブラック、またはブラック仕上げのフローフォーミングホイール「AC4」 が装着できる。サイズは、フロントが8.5J x 20インチで、255/35R20タイヤを組み合わせる。

リアは 9.5J x 20インチで、265/35R20タイヤとの組み合わせだ。バイカラーのシルバー/アンスラサイト、またはアンスラサイト仕上げの19インチまたは20インチのアルミホイール「AC1」も設定している。

BMW i4 by ACシュニッツァーBMW i4 by ACシュニッツァー

◆エアロパーツと内装パーツを設定

空力面に関しては、ACシュニッツァーのフロントスポイラーエレメントと、フロントスプリッターを用意した。フロントスポイラーエレメントとフロントサイドウィングを装備していない車両向けのフロントスプリッターもラインナップする。これにより、ハンドリング特性が大幅に向上し、最適な走行性能を保証する、と自負する。

リアには、ルーフスポイラー、カーボン製リアスポイラー、リアサイドウィングを装着できる。ボディサイドには、ACシュニッツァーのデザインパッケージを用意。リアスカートの保護フィルムや、ACシュニッツァーのステッカーも選択できる。

インテリアに関しては、ACシュニッツァーのアルミ製ペダル、アルミ製フットレスト、「iDrive」のシステムコントローラー用のアルミ製カバー「ブラックライン」を設定する。アルミ製キーホルダーも用意している。

BMW i4 by ACシュニッツァーBMW i4 by ACシュニッツァー

◆ベース車両は544hpツインモーター搭載の『i4 M50』

AC シュニッツァーのパーツは、i4の全グレードに装着できる。その中から、AC シュニッツァーは、BMWのEV初の「M」モデル、『i4 M50』にパーツを装着した。

i4 M50は、前後アクスルにモーターを搭載する。このツインモーターは、最大出力544hp、最大トルク81kgmを引き出す。544hpのパワーは、同等クラスのガソリン車、新型『M4クーペ』の「コンペティション」の直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンツインターボエンジンが生み出す最大出力510hpを、30hp以上上回るものだ。最大トルク81kgmは、新型『M4クーペコンペティション』の最大トルク66.3kgmを、およそ15kgm上回る。

さらに、i4 M50は、スポーツブースト機能を備え、0~100km/h加速は3.9秒で駆け抜ける。これは、新型M4クーペコンペティションに肩を並べる。また、1回の充電での航続は、WLTPサイクルで最大510kmに到達する。

《森脇稔》

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