福岡市営地下鉄七隈線の延伸開業は2023年3月27日…博多駅まで14分程度短縮

七隈線延伸を見据えて2月に登場した新型車両3000A系をあしらった延伸開業PRポスター。
七隈線延伸を見据えて2月に登場した新型車両3000A系をあしらった延伸開業PRポスター。全 3 枚

福岡市交通局は8月31日、福岡市営地下鉄七隈線の延伸区間(天神南~博多間約1.6km)の開業日を2023年3月27日に決定したと発表した。

2005年2月に橋本~天神南間12.0kmが開業した七隈線は、福岡市南西部から博多駅(福岡市博多区)への利便性向上を図るため、2012年12月に延伸区間の工事に着手。2014年10月と2016年11月に道路陥没事故が発生した影響で、2017年12月には開業時期を2020年度中から2022年度中に先送りされていた。

七隈線延伸区間と設けられる駅。七隈線延伸区間と設けられる駅。

現在、七隈線各駅から博多駅へは福岡市中央区内の七隈線天神南駅と空港線天神駅との間で改札外乗継ぎが必要だが、延伸区間が開業すると直通が可能になるため、七隈線の既存各駅から博多駅へは14分程度の時間が短縮されるという。

七隈線・天神南駅ホームに停車中の3000系。七隈線延伸時は空港線との接続駅が博多となるため、120分以内での乗継ぎであれば運賃通算で改札外乗継ぎができる天神南駅と空港線天神駅の特例が廃止される。七隈線・天神南駅ホームに停車中の3000系。七隈線延伸時は空港線との接続駅が博多となるため、120分以内での乗継ぎであれば運賃通算で改札外乗継ぎができる天神南駅と空港線天神駅の特例が廃止される。

なお、七隈線の延伸により福岡市営地下鉄の営業キロが最長24kmとなるため、福岡市交通局は6月、これに伴なう運賃認可申請を行なっていたが、8月に国土交通省九州運輸局から認可されている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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