スマート EV 新型に「ブラバス」、加速はスーパーカーレベル

最大出力428hpのツインモーター搭載

走行音は内燃エンジン搭載のスマートBRABUSからサンプリング

ブラバスらしいスポーティな内外装

スマート#1 ブラバス
スマート#1 ブラバス全 10 枚

スマート・オートモービルは8月26日、中国で開幕した成都モーターショー2022において、『スマート#1 ブラバス』(Smart #1 BRABUS)を初公開した。

◆最大出力428hpのツインモーター搭載

スマート#1 ブラバススマート#1 ブラバス

同車は、新世代クロスオーバーEVとして登場した『スマート#1』の高性能な「ブラバス」仕様だ。EVパワートレインのモーターは、通常モデルはリアのみに搭載される。最大出力272ps、最大トルク35kgmを引き出し、後輪を駆動。最高速180km/hの性能を可能にする。

一方、ブラバス仕様では、フロントにもモーターが搭載される。ツインモーターにすることにより、最大出力が272hpから428hpに、156hp強化された。最大トルクも35kgmから55.4kgmへ、20.4kgm引き上げられた。

ツインモーターによって4輪を駆動し、0~100km/h加速3.9秒の性能を可能にした。スマートによると、スマート#1 ブラバスは、スーパーカーなどが属する「3秒クラブ」のメンバーになるという。

◆走行音は内燃エンジン搭載のスマートBRABUSからサンプリング

サスペンションはフロントにマクファーソンストラット、リアに5リンクを採用した。一部の設計を見直すことによって、前後の重量バランスは 50対50としている。「スマートインテリジェント4WD」と呼ばれる電動4WDシステムは、走行モードに応じて、後輪駆動、パートタイム4WD、フルタイム 4WDの3種類に切り替わる。 走行モードは、エコ、コンフォート、スポーツ、BRABUSの4種類だ。

このうち、エコモードは、航続に配慮して、後輪駆動になる。コンフォートモードは、パートタイム4WDで走行する。スポーツモードでは、フルタイム4WDとなる。 BRABUSモードでは、フロントとリアのモーターがフルパワーを発揮し、スーパーカーレベルの走行体験を可能にしているという。

「スマートオリジナルサウンド」と、「クラシック」など2つのテーマを含む2種類の走行サウンドを発生できる。中でも、スマートオリジナルサウンドのアナログサウンドは、内燃エンジン搭載の従来型スマートBRABUSから音をサンプリングして、パワフルなエンジンにインスパイアされたサウンドを追求しているという。

◆ブラバスらしいスポーティな内外装

スマート#1 ブラバススマート#1 ブラバス

ボディカラーは、サイレントブラック、レーザーレッド、マットグレーの3色を基本に、コントラストの効いたルーフを採用した。19インチの「ローターダイナミック」ホイールの隙間から、赤いブレーキキャリパーが見えるようにした。強い視覚的コントラストでドライビングダイナミクスを表現しているという。

新デザインのボンネットには、フロントの両側にウィンドブレードエアカーテンが付く。ブラバスがデザインしたフロントバンパー、サイドスカート、リアバンパーを装備している。

インテリア全体に、ブラバス専用のブラックカラースキームを採用した。シートのヘッドレストには、BRABUSのロゴが入る。ステアリングホイールには、蓄光効果のあるBRABUSのロゴを配した。このステアリングホイールは、アルカンターラとレザーでスポーティな雰囲気を演出している。半透明のソフトサンバイザーを採用しており、光のまぶしさを効果的に抑えるだけでなく、運転中の視界の確保を支援する。マイクロファイバーを使ったスポーツシートは、赤いステッチとシートベルトを備えた対照的な配色が特徴だ。金属製ペダルも装備されている。


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《森脇稔》

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