大阪メトロのBRT、長居ルートを一部変更…JR阪和線との利便向上 10月1日

「いまざとライナー」の車両。旧鉄道敷地を活用したBRTとは異なり、専用道を走ることはない点。
「いまざとライナー」の車両。旧鉄道敷地を活用したBRTとは異なり、専用道を走ることはない点。全 3 枚

大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)は9月13日、今里筋線延伸部で行なわれているバス高速輸送システム(BRT)「いまざとライナー」について、10月1日から長居ルートの一部を変更すると発表した。

「いまざとライナー」は、採算性が厳しい今里筋線延伸部の代替として2019年4月から社会実験として、長居ルートとあべの橋ルートで運行を開始したBRTで、2024年までの5年間、鉄道の代替としての可能性を検証することになっており、運行開始から3年程度後に効果を検証し必要な措置を講じた後、さらに5年程度後に再度検証し、今後の対応方針を決定することになっている。

「いまざとライナー」の新ルート。長居ルートの運行区間は地下鉄今里~杭全(くまた)~湯里六丁目~地下鉄長居~JR長居駅前間となる。もう一方の「あべの橋ルート」は変更されない。「いまざとライナー」の新ルート。長居ルートの運行区間は地下鉄今里~杭全(くまた)~湯里六丁目~地下鉄長居~JR長居駅前間となる。もう一方の「あべの橋ルート」は変更されない。

2022年は最初の検証の年にあたるが、その結果、長居ルートの終端部を変更することになり、「地下鉄長居(西行)」、「長居西二丁目(西行・東行)」の3停留場を廃止。代わって「地下鉄長居(北行)」と「JR長居駅前」の2停留場を新設し、JR阪和線との利便が図られることになった。

長居ルートの変更箇所。JR長居駅前を経由する新ルートは現ルートの北側を迂回する形となる。なお廃止される現ルートの3停留場については、一般路線バスの停留場は存置される。長居ルートの変更箇所。JR長居駅前を経由する新ルートは現ルートの北側を迂回する形となる。なお廃止される現ルートの3停留場については、一般路線バスの停留場は存置される。

なお、これによる新ダイヤは9月16日に大阪メトロのウェブサイトで公表される。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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