【竹岡圭の大きな夢を】第27回…サーキット走行の練習の「時間とコスト問題」を解決する手段!?

「東京バーチャルサーキット」でシミュレータートレーニングを行う竹岡圭さん
「東京バーチャルサーキット」でシミュレータートレーニングを行う竹岡圭さん全 7 枚

ラリーの方も初尽くしですが、実はレースの方も初尽くしだったりします。まず、MINIのレースは初めて。そしてスプリントレースは、15年ぶり(笑)。もう初めてと言ってもいいくらい間が空いちゃってるんですよね。

【画像全7枚】

そんな私に「勝たなくてもいい。これまでレース参戦経験のない方々が、参戦してみようかなと思えるようなきっかけ作りとか、モータースポーツに興味がない方々が、ちょっと気になるな~というような、チャンスを作ってくれればいい。そのままで大丈夫だから」と言ってくださったのが、ダイワグループの高野光司社長。実は高野社長は、私が「圭rallyproject」として、全日本ラリーに参戦する後押しを、最初にしてくださった方のおひとりなんですよね。

ダイワグループモータースポーツ(DGMS)から、MINI CHALLENGE JAPANに参戦ダイワグループモータースポーツ(DGMS)から、MINI CHALLENGE JAPANに参戦

きっと、今年は私が圭rallyprojectとして活動できないという話を耳にして、何かチャンスを作ってくださったに違いない…。そう思ってお話をくださったのはとってもとっても嬉しかったのですが、恐れながら実は最初はご遠慮しました。なんたって15年ぶりですから、さすがに自信がなく、逆にご迷惑おかけすることになるのではないかと思ったからです。

でも「そのままで大丈夫だから」と言ってくださった言葉に背中を押され、また一緒に高野社長と何かにチャレンジできるということも嬉しく、ハードルは高いですが挑戦することに決めました。

コストと時間の問題を解決するシミュレータートレーニング

とはいえ、何もしないのはさすがに不安すぎる…。そんな私に提案してくださったのは、ある練習方法でした。もちろん実際にサーキットを走りこめればいちばんいいのでしょうが、それには時間とお金が大きく圧し掛かってきます。

モータースポーツに割く時間を生み出すため、お仕事とお金のやり繰りバランスをどうするか。これはモータースポーツに限ったことではないですし、皆さま同じだと思いますが、私の場合は時間給・日給的フリーランス稼業ということもあり、この壁をクリアするのは結構大変なんですよね。

まず、時間。サーキットはフラリと行って、いつでも走れるわけではなく、どこかが主催している走行会に参加するか、各サーキットが主催しているスポーツ走行の時間枠で走ることになります。この走行枠は毎日あるわけではありません。それに、スポーツ走行参加するにはサーキットごとにスポーツ走行用のライセンスの取得も必要になります。これを取得しにいくにも時間が掛かります。

ダイワグループモータースポーツ(DGMS)ダイワグループモータースポーツ(DGMS)

さらに、実際にサーキットを走るとタイヤ、ブレーキ、オイル、各種メンテナンス。またクラッシュなどしたら、もうどうにもこうにもお金が掛かる、時間もかかるわけです。う~む、なんともはや、練習時点ですでにハードルが高い(涙)。

そんな悩みを解決すべく高野社長にご提案いただいたのは、シミュレータートレーニングです。最近はシミュレーターで鍛えた子供たちが、いきなり大きなレースに参戦して好成績を残すなんていう話も耳にしますが、それはあくまで最近の子の話(笑)。ゲーム世代ではない私にも効果があるのか? 正直最初は半信半疑でした。

バーチャルサーキット2回目で「入り込んだような感覚」に

「東京バーチャルサーキット」でシミュレータートレーニングを行う竹岡圭さん「東京バーチャルサーキット」でシミュレータートレーニングを行う竹岡圭さん

でもまずは、ものは試しと訪れたのは、砂子塾長が主宰する「東京バーチャルサーキット」。砂子塾長=砂子智彦選手とは旧知の仲なので、人見知りの私もそこはひとつ安心ということで、まずハードルが低かったのもよかったのかもしれません(笑)。

砂子塾長は、今でも現役でレーシングドライバーとしてご活躍されている以外に、ドライビングシミュレーターと実技のドライビングトレーニングを組み合わせ、効率的なドライビングコーチをなさっていらっしゃるとのことで、まずはシミュレーターでトレーニングをつけてもらうことにしました。

正直なところ、第1回目は操作に慣れるのが限界だったと自分では思っています。今回、MINIチャレンジの初戦となる岡山国際サーキットを走ったのは15年も前のこと。コース図を眺めては行ったものの、生来不器用な私は感覚を掴むまでに、相当あたふたしてしまった感じだったんです。

シミュレータートレーニングシミュレータートレーニング

ところがその10日後に行った第2回目は、シミュレーターの中に一瞬入り込んだような感覚を味わうことができたんですよ! これには自分でもちょっと驚きました。しかも15分区切りの走行の1枠目ですでに汗だく(笑)。

こうなればしめたもの。ドライビングの悪いクセなんかも見えてくるんですって。砂子塾長によると、私の場合「止めすぎ早踏み」というクセがあり、コーナーを曲がり切っていないのにアクセルを踏んでしまうクセが出がちなんだとか。これは、進入で速度を落とし過ぎているので、ついつい早めにアクセルを踏みたくなってしまい、結果曲がらないという悪循環につながってしまうそう。こういったことが、シミュレーターでわかるということにも驚きましたし、砂子塾長の適格な分析とアドバイスはさすがといった感じでした。

自己流で練習していると、間違った練習を重ねてしまう

「東京バーチャルサーキット」でシミュレータートレーニングを行う竹岡圭さん「東京バーチャルサーキット」でシミュレータートレーニングを行う竹岡圭さん

とはいえ、シミュレーターの中に入りこめたのは、まだまだホンの一瞬でしたし、改善すべきところもありすぎるくらい山積みですが、期待のもてる大きな一歩なのは間違いないということを確証しました。シミュレーターなら、クルマの消耗品代も万が一の修繕代も掛かりませんし、砂子塾長が改善点を教えてくれるから、なんたって上達が早いんですよね。

砂子塾長によりますと「自己流で練習していると、間違った練習を重ねてしまうことになってしまうから、余計に時間が掛かっちゃったりするんだよね」とのこと。言われてみれば、その通り。間違った練習をすればするだけ、悪循環ですもんね。正しい練習方法で、効率的な上達をはかる。確かにこれは正攻法のルートに間違いないことを確信し、その後2週間に一度通っています。精進あるのみ!

「眠れなくなるほどの大きな夢を、私と一緒にみてください」

《竹岡圭》

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