キャリイのキャブコンは空間活用のアイデア満載…横浜キャンピングカーショー2022

軽トラベースのキャブコン・キャンピングカー(横浜キャンピングカーショー2022)
軽トラベースのキャブコン・キャンピングカー(横浜キャンピングカーショー2022)全 12 枚

軽キャンピングカーの醍醐味はなんといっても限られたサイズにさまざまな機能いかに実装できるかにある。「横浜キャンピングカーショー」では、車中泊用のライトなものからキャブコンまで各社の工夫と展示でにぎわっていた。

子供用ベッドルームやキッチン台など

ここでは「キャンピングカーOZ」が展示していたスズキ『キャリイ・トラック』をベースに制作されたキャブコンタイプの軽キャンピングカーの装備で空間利用のアイデアを見ていく。

車中泊メインならば、一般的な軽サイズでも大人が横になれる空間の確保はしやすい。就寝以外に調理や居室としての機能を実現させたい場合は、後輪タイヤハウス部分に棚やキッチン台などを設置する形が基本となる。後席・荷室は上下2分割として、下段はフラットにしたシート他の収納スペースとして使う。人は上段の空間を利用する。

この場合、車内で立つことができないか、かなり制限される。空間確保には「側」を広げるためキャブコンタイプの架装が有効だ。(軽)トラックを利用すれば、換装するキャビンの自由度が増す。荷台を残してフレーム、壁、ルーフテントを設置するアイデアもあるが、荷台を取り払えば、キャビンは荷台の全長・横幅に制限されないキャビンを設計できる。

たとえば、運転席・助手席のルーフ部分に子供用ベッドやストレージを追加できる。キャリイ・トラックベースの展示車両では、子供2名を想定したベッドルームが確保されていた。広さではルーフテントに劣るが、車内から直接出入りできるのは便利だ。天井の高さも上げられるので、両側面、後方に飛行機のコンパートメントのような棚、ストレージを確保できる。

居室はリビングとベッドルームを兼ねることになるが、キャブコンなら全長を後ろ方向に広げることができる。展示車両のベッドは全長2.1m、幅1.2mだという。大人2人まで寝られるサイズだ。

天井には大型のファン、もしくは換気口を取り付けることができる。キッチン台の下は冷蔵庫や給排水タンク(10L)が設置される。冷蔵庫が必要なければ、その空間はストレージとして使えばよい。

後席シートは運転席側に横長のベンチタイプが設置される。背中のクッションは外れるようになっており、シートとキッチン台の間のフロアの空間に渡せば、座面が広がりそのままベッドスペースとなる。寝るときに必要のないものは、この下にとりあえずしまうことができる。後席ベンチシートの下もストレージになっており、長尺ものを収納できる。この空間は車両後部外からもアクセスできる。サブバッテリーなどは右側サイドスカートの内側に配置される。サイドスカートは跳ね上げ式になっており、メンテナンスも楽に行える。


アウトドア 燃料用 端材 木材 薪 箱
¥990
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 走りが変わる! トヨタ『ヤリスクロス』次期型は新開発直4を搭載!? 新型キックスとガチンコ対決
  2. マツダ2 ハイブリッドに欧州2026年モデル、全グレードで標準装備を拡充…トヨタ『ヤリス』のOEM
  3. 約300台の旧車や名車が大集結…クラシックカーフェスティバル2026 in 関東工業自動車大学校
  4. 世界最軽量のV6エンジンが北京モーターショー2026で登場…今週のビジネス記事ランキング
  5. ジェイ・バス、大型観光バスの生産調整を終了へ…5月下旬に通常計画に復帰予定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る