世界最古のバイクメーカーからイマドキなスクランブラー…『スクラム411』登場 11月1日発売

ロイヤルエンフィールド スクラム411
ロイヤルエンフィールド スクラム411全 7 枚

創業121年目を迎えているロイヤルエンフィールドは、ブランド初のスクランブラー『スクラム411』の日本導入を決定。

【画像全7枚】

それに先駆け、オンラインによる記者発表会が開催された。同ブランドのアジア太平洋市場の責任者アヌージ・ドゥア氏は、まずロイヤルエンフィールドの近年の動向を次にように語ってくれた。

「私たちが中型セグメントに位置付ける250cc~750ccの排気量帯では、すでにグローバルリーダーへと成長しています。特にアジア太平洋地域におけるシェア拡大は大きく、この数年で80%以上の伸び率を記録。小型から中型へステップアップされる層と、逆に大型から中型へ移行される層のいずれにも支持されています。“RIDE. RIDE MORE. RIDE PURE”というコンセプトの元、一貫してシンプルで忠実な製品を送り出してきたことを高く評価して頂いているのではないでしょうか。事実、このセグメントでは、ニュージーランドで2位、タイや韓国では3位のシェアを獲得。日本においては、現在25店舗の正規ディーラーと5店舗のサブディーラーが稼働しており、今後はより一層充実したサポート体制を構築していくつもりです」

◆「ヒマラヤ」をベースしたスクランブラー

そんなアヌージ・ドゥア氏が、続いて説明してくれたのが、間もなく販売が始まる新型モデル、スクラム411の概要である。このモデルは、タフさで知られるアドベンチャー「ヒマラヤ」をベースに開発されたスクランブラーだ。

大きな違いは、フロントホイール径が21インチから19インチに小径化され、オンロードにおけるスポーツ性とオフロードでの走破性の両立が図られたことだ。武骨なヒマラヤに対し、ダウンタイプのフロントフェンダーやタックロールの入ったシート、アスファルト上でのグリップが引き上げられたタイヤを採用。そのたたずまいは、格段に洗練された。

ハリスパフォーマンス(現在はロイヤルエンフィールドの傘下)が手掛けた鋼管フレームに搭載されたエンジンは、411ccの空冷SOHC4ストローク単気筒だ。24.3PS/6500rpmの最高出力と32Nm/4250rpmの最大トルクを発揮するロングストローク型ユニットで、今や希少な空冷ビッグシングルながら、厳格なユーロ5規制をクリアしている。

前後サスペンションには、φ41mmの正立フォークとリンク式モノショックを組み合わせ、それぞれ190mmと180mmのトラベル量を確保しつつ、良好な足つき性(シート高は795mm)も実現。アップライトなライディングポジションとクッション性に優れたシートの効果も手伝って、渋滞の多い都心部でも快適なライディングが可能だと説明してくれた。

◆豊かなトルクと絶妙なギアレシオ、ハンドリングはより良くなっていることに期待

筆者(伊丹孝裕)は、スクラム411の下敷きになったヒマラヤを、これまでに幾度か試乗している。その度に感心させられるのが、豊かなトルクと、まったく急かされることのない絶妙なギヤレシオで、街中でもワインディングでも大らかな時間をもたらしてくれた。スクラム411はヒマラヤよりも重心位置が下がり、車体が軽量(ヒマラヤ:199kg/スクラム411:194kg)になったことを思えば、扱いやすさがさらに際立っているに違いなく、そのハンドリングに期待している。

カラーバリエーションには7つものバリエーションが展開される他、ウェアやアクセサリーも豊富にラインナップされているため、カスタムの楽しみも広がりそうだ。ベテランもさることながら、若いライダーに注目してもらいたい一台である。

アヌージ・ドゥア氏が「究極のアーバン・スクランブラー」と評するスクラム411の日本への導入は、2022年11月1日から開始される。メーカー希望小売価格は、ベースグレードのグラファイトイエロー/グラファイトレッド/グラファイトブルーが、83万8200円、ミッドグレードのスカイラインブルー/ブレイジングブラックが84万5900円、プレミアムグレードのホワイトフレーム/シルバースピリットが85万3600円となっている。

《伊丹孝裕》

モーターサイクルジャーナリスト 伊丹孝裕

モーターサイクルジャーナリスト 1971年京都生まれ。1998年にネコ・パブリッシングへ入社。2005年、同社発刊の2輪専門誌『クラブマン』の編集長に就任し、2007年に退社。以後、フリーランスのライターとして、2輪と4輪媒体を中心に執筆を行っている。レーシングライダーとしても活動し、これまでマン島TTやパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム、鈴鹿8時間耐久ロードレースといった国内外のレースに参戦。サーキット走行会や試乗会ではインストラクターも務めている。

+ 続きを読む

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホイールのガリキズをDIYで目立たなくする! 傷の深さ別にわかる4つの補修方法 ~Weeklyメンテナンス~
  2. 「駐車場に収まるレクサスが…」コンパクトSUV『UX』生産終了にSNSで惜しむ声、次期型への期待も
  3. ホンダ『シビックタイプR HRC』は2027年登場か…“究極のFF”が市販化の可能性
  4. 日産『エクストレイル』、車中泊仕様「マルチベッド」を改良…536万2500円から
  5. 「新型かっこよすぎ」日産の”ちょうどいいセダン”に反響、『セントラ』2027年モデル発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  2. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  3. 【全文PDFプレカン】日産自動車 長期ビジョン発表会
  4. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  5. ams OSRAM、CMOSイメージセンサー事業を米インディー・セミコンダクターに売却…AIフォトニクス・ARに集中
ランキングをもっと見る