英国の名門ブランド MG、歴史の80台が集まる…MG DAY in KARUIZAWA

MG Aたち
MG Aたち全 17 枚

第32回MG DAY in KARUIZAWAが10月15日、ホテル鹿島の森(長野県北佐久郡軽井沢町)にて開催された。主催はMG Car Club Japan Center。

イギリスの自動車メーカー、MGのワンメイククラブ、MG Car Club Japan Centerが各地域のMGカークラブの協力のもと、2年に1度開催されているミーティングが、MG DAY in KARUIZAWAだ。

前回は2018年に開催。予定通り2年後の2020年にホテル鹿島の森で行われる予定だったが、コロナ禍の影響でやむなく中止。延期してその翌年を目指したが開催できず。しかし、事務局や各会員などの熱意と、ホテルの協力の下、4年ぶりの開催にこぎつけた。快晴の中、ホテル鹿島の森の芝生には80台以上、130名ほどの参加者が集うことになった。会長の児玉照征さんも、「ここ10年程で最も多い参加数。みなさん待ちに待っていたんだろうと、大変ありがたく思っている」とコメント。それを裏付けるかのように、ナンバープレートを見ると、九州から北海道まで全国に渡っており、多くの参加者が心から開催を待ち望んでいたことが伺えた。

第32回MD DAY in KARUIZAWA第32回MD DAY in KARUIZAWA

参加車両は『MGB』や『ミジェット』が多いものの、歴史の長いMGであることもあり、戦前の『K3マグネット』や『J2ミジェット』などから、『ZBマグネット』などのサルーンなどのほか、『TF』や『RV8』など幅広い車種が会場を埋めていた。その中でも目を惹いたのは当時の正規ディーラーだった日英自動車が輸入したMGBが新車当時のナンバープレートのまま参加していたことだ。いわゆるシングルナンバーと呼ばれるこの個体は、ヒストリーもしっかりしておりとても貴重といえるだろう。

MG J2やK3マグネットMG J2やK3マグネットシングルナンバーのMG BシングルナンバーのMG B

15時半を過ぎ、日が陰ってくると少し冷たい風が吹き始めた。第32回MG DAY in KARUIZAWAも閉幕の時間だ。「笑顔の数が例年通りという感じですので、皆さん愉しんでもらえた様子」と今回の運営に尽力した一人、山中勉さんが述べるように、来場者全員が4年ぶりの開催を楽しんだ様子だった。また。記念のステッカーなどに、“The Reunion of MG Lovers”と書かれていた。「MG愛好家の再結集の場という形で、今日1日、ここ軽井沢がそういった場になれたかなと思っている」と話すように、MGを愛するオーナーたちが再び鹿島の森の芝生に集ったことを喜んでいた。

次回は2024年秋を目指して準備を進めるという。

第32回MD DAY in KARUIZAWA第32回MD DAY in KARUIZAWA

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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