FK8シビックタイプRが最終戦「やっとレースができた」…スーパー耐久 第6戦

スーパー耐久 ST-2クラス 743号車Honda R&D Challenge FK8
スーパー耐久 ST-2クラス 743号車Honda R&D Challenge FK8全 25 枚

スーパー耐久ST-2クラスに参戦しているホンダ『シビックタイプR』は、現在のFK8型シビックタイプRは、岡山国際サーキット3時間レースが最終戦となった。最後になってようやくレースらしいレースができたとチームは語る。

【画像全25枚】

2019年よりスーパー耐久に参戦している743号車Honda R&D Challenge FK8。2019、2020年はチームメンバーがいる栃木県のモビリティリゾートもてぎ(旧ツインリンクもてぎ)に1戦だけ参戦していた。2021年は年間4戦参加し、2022年は念願かなってフル参戦を果たしている。

市販車のシビックタイプR(FK8型&FL5型)の開発責任者の柿沼秀樹の他に、市販車の開発を行う石垣博基、木立純一がレギュラードライバーとして乗っている。チームは人材育成をメインテーマに掲げ、業務時間外にレース車両の開発やメンテナンス、次戦に向けての開発などを行っており、大人の部活動のような取り組みではあるが、将来の人材育成と車両開発に向けて真剣にレースに参加している。

今回の岡山国際サーキット3時間レースの予選では3’23.406(A/Bドライバー合算)でクラス6番となった。決勝のスタート前には本田技術研究所の大津啓治社長も応援に駆けつけ、FK8でのラストレースに向けてメンバー全員で寄せ書きしたホンダハートに1筆加えた。決勝はノートラブルで3時間を走り切り5位完走となった。正式結果ではクラストップから1Lapダウンとなったが、4位のマシンに迫るタイム差での5位となった。

FK8型の開発責任者の柿沼秀樹は「最終的には1Lapダウンの結果ですけど、ほぼ同一周回で3時間走り切れましたし、前のマシンを追いかけて自車の位置を考えてレース戦略を練り実行に移した。そしてノントラブルで走り切れた。やっとレースらしいレースができた」と感想を述べる。

「量産車の開発トップになって作り上げた初の車両がFK8です、量産車最速を作り上げて、レースの世界に来るともっと上があった。そのレースで得たことを次のFL5型のタイプRに盛り込んだ部分もあります。そしてまたレースに参加する。そうしていくことで次のタイプRはもちろんですけど、ホンダ車全体に繋がっていくと思っています」と、量産車開発とレース車両開発が密接に繋がっていることを語った。

次戦の今シーズン最終戦鈴鹿から新型シビックタイプRに切り替わる。そしてドライビングアドバイザー兼ドライバーとして、武藤英紀選手が乗車予定となっている。「アドバイザーとしてもですが、プロドライバーとしても結果も欲しいです。その分プロドライバーからの要求は高いと思いますでの、それを次に繋げていきたいと思います」と語る。

次戦スーパー耐久最終戦は11月26~27日で鈴鹿サーキットで5時間のレースが行われる。

《雪岡直樹》

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