サブウーファーは磁気回路のタイプ違いもチェック[カーオーディオユニット AtoZ]

「単体サブウーファー」を搭載したオーディオカーの一例(製作ショップ:サウンドウェーブ<茨城県>)。
「単体サブウーファー」を搭載したオーディオカーの一例(製作ショップ:サウンドウェーブ<茨城県>)。全 3 枚

カーオーディオシステムのグレードアップに興味を抱くドライバー諸氏に向けて、それを実現するための製品情報をお届けしている当連載。現在は「サブウーファー」について解説している。今回は、「単体サブウーファー」の磁気回路のタイプ違いについて説明していく。

【画像全3枚】

早速本題に入ろう。サブウーファーユニットが裸の状態で売られている「単体サブウーファー」には、磁気回路のタイプ違いが存在している。異なるポイントは2点ある。1点目は、「インピーダンス」で、もう1点は「ボイスコイル」だ。

それぞれについて説明していこう。まずは「インピーダンス」について。スピーカーは電気回路の中で抵抗となるわけだが、その抵抗値が製品ごとで異なっている。ちなみにカーオーディオのスピーカーは4Ωである場合がもっとも多い。なので「単体サブウーファー」もスタンダードなのは4Ωだ。しかし、「単体サブウーファー」の場合は案外2Ωの製品も多くあり、さらには1Ωのモデルもそこそこある。で、「インピーダンス」の数値が少ないものほどパワフルに鳴らせる。

そして「ボイスコイル」は、「シングルボイスコイル」と「ダブルボイスコイル」の2タイプがある。で、スタンダードなのは「シングルボイスコイル」だが、やはりパワフルに鳴らしたいと思ったときには「ダブルボイスコイルが利を放つ。

とはいえ、「インピーダンス」が4Ωで、かつ「シングルボイスコイル」のモデルがパワフルに鳴らせないかというとそうではない。なので、「インピーダンス」も「ボイスコイル」も実のところはそれほど気にしなくても大丈夫だ。

ただし、鳴らす都合によってそれぞれ適切なものを選ぶ必要が出てくる。例えば、「サブウーファー」を鳴らすための「パワーアンプ」がすでにあり、それが2Ωや1Ωに対応していないのなら選ぶべきは4Ωのモデルのみとなる。また使用する「パワーアンプ」が「ブリッジ接続」に対応していないときには、「ダブルボイスコイル」が向く。そうであれば1つの「ボイスコイル」に対して1ch分の出力をあてがえる(パワーアンプの2ch使って鳴らせる)ので、力強く駆動できる。

また、複数発の「単体サブウーファー」を鳴らしたいときにも、「インピーダンス」と「ボイスコイル」を勘案する必要が出てくる。というのも、スピーカーは直列で接続すると発数に応じて「インピーダンス」が増えていく。逆に並列で接続すると「インピーダンス」は減っていく。

で、複数発の「単体サブウーファー」を鳴らす場合、全体を最終的に何Ωで鳴らしたいかを考えて、その「インピーダンス」になるように接続法が工夫される。その際に、「インピーダンス」と「ボイスコイル」のタイプの見極めが必要となる。

例えば2発の「単体サブウーファー」を最終的に2Ωで鳴らしたいとき、4Ωの「シングルボイスコイル」の「単体サブウーファー」を並列接続すれば全体の「インピーダンス」を2Ωにできる。このように「インピーダンス」と「ボイスコイル」は、総合の「インピーダンス」を調整するための道具として使われる、というわけなのだ。

今回は以上だ。次回も「単体サブウーファー」の選び方に関する解説を続行する。お楽しみに。

《太田祥三》

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