ドゥカティ『パニガーレV4 R』、レーシングバイク直系の公道仕様は240馬力

レブリミットは6速ギアで1万6500rpm

レースでさらに速く走るための変更を実施

必要な情報を瞬時に確認できる新メーターパネル

ドゥカティ・パニガーレ V4 R
ドゥカティ・パニガーレ V4 R全 10 枚

ドゥカティは10月14日、「ドゥカティワールドプレミア2023」の第2回目「エピソード4」において、高性能モーターサイクルの『パニガーレV4 R』(Ducati Panigale V4 R)を発表した。

写真:ドゥカティ・パニガーレ V4 R

◆レブリミットは6速ギアで1万6500rpm

パニガーレV4 Rには、ドゥカティがMotoGPやスーパーバイク世界選手権で培ったテクノロジーを投入した。ドゥカティによると、歴代モデル中、最もレーシングバイクに近い量産モーターサイクルになるという。

パニガーレV4 Rには、新しい998cc 「デスモセディチ・ストラダーレR」エンジンを搭載する。最大出力は218ps/1万5500rpm(ユーロ5規制に適合)。シェルとドゥカティ・コルセが共同開発した特別なオイルとレーシング・エグゾーストを組み合わせた場合、パニガーレV4 Rの最大出力は、240.5psに引き上げられる。

このエンジンのレブリミットは、6速ギアで1万6500rpmに設定された。ドゥカティによると、同排気量のスーパースポーツバイクにおける絶対的なベンチマークになるという。

ドゥカティ・パニガーレ V4 Rドゥカティ・パニガーレ V4 R

◆レースでさらに速く走るための変更を実施

パニガーレV4 Rには、アップデートされたエンジン電子制御システム、新しいメーターパネルグラフィック、新しいエンジンブレーキコントロール「EVO 2」ソフトウェアなど、レースでさらに速く走るための変更が施された。

「ドゥカティ・クイック・シフト(DQS)」は、新しいストラテジーにより、あらゆるスロットル開度でよりスムーズなシフトを可能にした。部分的なスロットル開度におけるシフトでは、点火のカットはなく、燃料カットと噴射量削減の2つの方法で対処。これにより、公道走行におけるスムーズな作動を追求している。

サーキット走行におけるフルスロットル状態でのシフトでは、エンジントルクの回復フェーズを改善した。これにより、DQSの作動がより洗練されたものとなり、バイクの安定性が向上し、より一貫した作動が行われることにより、ラップタイムも短縮する、と自負する。

ドゥカティ・パニガーレ V4 Rドゥカティ・パニガーレ V4 R

◆必要な情報を瞬時に確認できる新メーターパネル

冷却ファンの制御ストラテジーも変更された。これにより、エンジン作動時の温度管理が改善されるとともに、サーキット走行終了時に発生する熱の蓄積が効果的に除去されるようになった。さらに、公道走行におけるライダーの熱的快適性も向上しているという。

新しいエンジンブレーキコントロールEVO 2ソフトウェアは、安定性、精度、ブレーキング時、コーナー進入時の旋回性を改善した。各サーキットの特性に合った最適なエレクトロニクスのセットアップを追求している。

このソフトウェアは、選択可能な3つのレベルのそれぞれにおいて、異なるギアごとのキャリブレーションが設定されている。ブレーキの初期段階で、リアホイールにほとんど負荷がかかっていない場合、エンジンブレーキコントロールEVO 2は、エンジンブレーキの効きを少なくすることで、コーナー頂点へのアプローチを改善する。その一方で、コーナー頂点に達してからは、エンジンブレーキの効きを最大にして減速し、狙ったラインをトレースできるようにする。この変更により、ハードブレーキング時における後輪のロックも減少するという。

サーキット走行時に必要な情報を瞬時に確認できるようにするため、メーターパネルのグラフィックが変更された。スーパーバイク世界選手権(SBK)のマシンと同様、ギアシフトインジケーターのLEDをメーターパネル外側に移動することにより、反応時間が短縮された、としている。

《森脇稔》

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