VW ゴルフGTI に「エッティンガー」によるカスタム提案…SEMA 2022で発表へ

エッティンガーのボディスタイリングコンポーネントを装着

米国仕様の2.0リットル直列4気筒ターボは最大出力241hp

10.25インチのデジタル・コックピット・プロシステム

フォルクスワーゲン・ゴルフ GTI 新型の「アクセサリー・コンセプト」
フォルクスワーゲン・ゴルフ GTI 新型の「アクセサリー・コンセプト」全 10 枚

フォルクスワーゲンは10月31日、SEMAショー2022において、高性能5ドアハッチバック『ゴルフGTI』新型の「アクセサリー・コンセプト」(Volkswagen Golf GTI Accessory Concept)を初公開すると発表した。SEMAショーは米国ラスベガスで11月1日(日本時間11月2日未明)に開幕する

◆エッティンガーのボディスタイリングコンポーネントを装着

ドイツの老舗チューナー「エッティンガー(Oettinger)」のパーツでカスタマイズを行った。エッティンガーは1946年、ゲルハルト・エッティンガー氏によってドイツ・フランクフルト近郊に設立された。パフォーマンスを引き上げた『ビートル』が注目される。その後、他のドイツメーカーからエンジンチューニングを任せられ、今でもそのスポーツ性や実用性を兼ね備えた製品ラインアップが評価されている。

GTIアクセサリー・コンセプトには、エッティンガーのボディスタイリングコンポーネントとして、フロントバレンス、リアバレンス、リアスポイラーを装着した。足元には、20インチのグロスブラックのマルチスポークアルミホイールに、245/30R20サイズのパフォーマンスタイヤを組み合わせる。フロントブレーキは、8ピストンキャリパーと14.6インチのベンチレーテッドクロスドリルローターで強化した。H&RのStreet Performance 車高調整サスペンションによって、ローダウンが図られた。

ベースキャリアバーには、ボディ同色の赤いルーフボックスを追加した。フォルクスワーゲンの純正アクセサリーから、GTIダイナミックセンターホイールキャップ、ダイナミックターンシグナル、ブラックのリアバンパープロテクション、Homelink Connect付きリアビューミラー、モンスターマットのオールシーズンフロアマットも装備している。

フォルクスワーゲン・ゴルフ GTI 新型の「アクセサリー・コンセプト」フォルクスワーゲン・ゴルフ GTI 新型の「アクセサリー・コンセプト」

◆米国仕様の2.0リットル直列4気筒ターボは最大出力241hp

GTIアクセサリー・コンセプトのベースは、6速マニュアルトランスミッションを備えたゴルフGTI だ。直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載する。米国仕様の場合、最大出力は241hp、最大トルクは37.7kgmを獲得する。従来型に対して、最大出力は13hp引き上げられた。

駆動方式はFF。電子ディファレンシャルロックの「XDS」が装備された。最高速は250km/h(リミッター作動)となる。新しいドライビングダイナミクスシステムとして、「ビークル・ダイナミクス・マネージャー」を採用した。これは、XDS機能と、調整式ダンパーの横方向の入力の両方を制御するものだ。これにより、快適性重視の設定と、スポーティな乗り心地重視の設定までの幅が大きく広がり、その結果、動力特性が大幅に強化されているという。

「DCC」と呼ばれるアダプティブシャシーコントロールも、FF車のパフォーマンスにおける新しいベンチマークの実現を支援するシステムだ。DCCは、ステアリング、ブレーキ、アクセル操作といったさまざまな要素を考慮しながら、路面と走行状況に対して断続的に反応する。

ドライバーは、走行モードを選択することで、車両の挙動を希望通りに調整することができる、と自負する。各ホイールにおける必要な減衰力は瞬時に計算され、4本のショックアブソーバーを調整する。その結果、DCCは常に高いレベルの快適性を提供し、ビークル・ダイナミクス・マネージャーと連携することで、理想的な動力性能を発揮するという。

フォルクスワーゲン・ゴルフ GTI 新型の「アクセサリー・コンセプト」フォルクスワーゲン・ゴルフ GTI 新型の「アクセサリー・コンセプト」

◆10.25インチのデジタル・コックピット・プロシステム

エンジンを始動すると、インストルメントクラスターに標準装備されている「フォルクスワーゲン・デジタル・コックピット・プロ」とインフォテインメントスクリーンが起動するまで、スタートボタンが赤く点滅する。

10.25インチのデジタル・コックピット・プロシステムはインフォテインメントシステムに組み込まれており、ドライバーは車両の状態、走行データ、通話、先進運転支援システム(ADAS)の機能などの関連情報をカスタマイズして表示することができる。ナビゲーションシステム付きの 「Discover Pro」インフォテインメント システムを搭載したモデルでは、デジタルクラスターにフルスクリーンの地図を表示すると同時に、10インチのセンターディスプレイにも地図を表示することができる。

新型のデジタルコックピットには、GTI専用の新しいグラフィックレイアウトが導入された。ステアリングホイールのビューボタンを押すと、3種類の丸いメーターが表示される。GTIのロゴ入りのタコメーターを中央に配置。その両側のメーターはカスタマイズ可能で、速度だけでなく、エンジンのブースト圧やエンジンパワーを表示できる、としている。

《森脇稔》

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