ヤマハ『R125』がデザイン一新!入門スポーツでもスマホ連携可能に

新しいバイファンクションLEDヘッドライト

R1に着想を得た5インチTFTインストルメント

スマートフォンとの接続が可能に

新開発のトラクションコントロールシステム

ヤマハ R125 2023年モデル
ヤマハ R125 2023年モデル全 34 枚

ヤマハ(Yamaha)は11月3日、スーパースポーツ「Rシリーズ」のエントリーモデル『R125』の2023年モデルを欧州で発表した。よりアグレッシブなエクステリアデザインと、スマートフォンとのコネクテッド機能の追加が目玉だ。日本への導入は未定。

新しいバイファンクションLEDヘッドライト

ヤマハ R125 2023年モデルヤマハ R125 2023年モデル

ヤマハのRシリーズは、排気量125ccのR125から、1000ccの『R1』まで、幅広くスーパースポーツモデルを用意している。R125の2023年モデルでは、新しいエクステリアを採用した。これは、ヤマハの軽量スーパースポーツの地位を強調し、特別なモーターサイクルのRシリーズファミリーの一員であることを強化するのが狙いだ。

新しいバイファンクションLED ヘッドライトが、M型ノーズの中央に配置された。ロービームとハイビームが組み込まれており、優れた視界と視認性を追求する。ヘッドライトの小型化と軽量化により、『R7』風のLED ポジションライトを備えたフロントカウルを実現。これにより、R125に「ビッグバイク」の雰囲気を与えているという。

よりアグレッシブなフェイス、エアロダイナミクスに優れたカウル、水平方向に力強い流れを持たせたベント付きタンクカバーによって、デザインを一新した。この新設計された車体が洗練された外観を演出し、プレミアム高性能125ccクラス最高のバイクの地位を強化することを狙う。

ヤマハ R125 2023年モデルヤマハ R125 2023年モデル

R1に着想を得た5インチTFTインストルメント

2023年モデルには、フラッグシップバイクのR1に着想を得た5インチのフルカラーTFTインストルメントディスプレイを採用した。2種類のグラフィックテーマがあり、ライダーはライディング状況に合わせて「ストリート」または「トラック」の表示スタイルを切り替える。ストリートでは、中央のデジタルスピードメーターとバータイプのタコメーターが特長だ。

トラックでは、最大で25ラップ分のメモリーを備えたラップタイマーをメインに、上部にバータイプのタコメーターを配置する。ライダーがサーキットにいる時に、重要な情報を表示する。

どちらの表示スタイルでも、ディスプレイの上部にプログラム可能なシフトライトが付く。トラックでは、プログラム可能なタコメーターが組み込まれており、ライダーはライディングスタイルや好みに合わせて、表示をカスタマイズできる。

スマートフォンとの接続が可能に

ヤマハ R125 2023年モデルヤマハ R125 2023年モデル

2023年モデルには、スマートフォン接続を可能にする通信制御ユニット(CCU)が装備された。接続するには、まずヤマハの無料「MyRide」アプリを利用して、ライダーのスマートフォンを Bluetooth経由でバイクとリンクさせる。スマートフォンをリンクさせると、新しい5インチTFTスクリーンで電話の着信、メールやテキストメッセージの通知を確認したり、アプリを通じてバイクの状態をモニターしたりすることができる。

このシステムは、技術的な問題を検出し、ライダーに通知する。ディーラーやライダーが指定した連絡先に、メールで通知を送信することも可能だ。

MyRideアプリは、走行ルートの追跡や、走行距離、加速、最高速、標高の変化などを記録できる。データはソーシャルメディアで共有でき、多くのインターネット フォーラムや専用のソーシャルメディアグループを通じて、他のヤマハユーザーと比較したり、チャットしたりすることができる。

新開発のトラクションコントロールシステム

ヤマハ R125 2023年モデルヤマハ R125 2023年モデル

2023年モデルでは、A&Sクラッチとオプションのクイックシフトシステムを組み合わせたトラクションコントロールにより、フルスロットル加速時に高度な制御を可能にした。切り替え可能なシステムの状態は、新しい 5インチ TFTインストルメントディスプレイに表示され、サーキット走行など特定の状況に合わせて、オフにすることができる。

コックピットは、新しい5インチ TFTスクリーンと、R1にインスパイアされたアッパートリプルクランプにより、イメージを一新している。クリップオンハンドルバーには、R1に着想を得てデザインされた人間工学に基づいたスイッチが装備されている。ライダーは新しい TFTスクリーンのテーマを含めて、さまざまな機能を直感的に制御できるという。

ヤマハ R125 2023年モデルヤマハ R125 2023年モデル

2023年モデルはヤマハ純正オプションのクイックシフターシステムを取り付けるために配線が、あらかじめ装備されている。これにより、連続的なフルスロットルアップシフトで、より強力な加速を可能にするヤマハクイックシフトシステムを簡単に取り付けることができる。

2023年モデルには、ウェットとドライでの強力なパフォーマンスとともに、スポーティなハンドリングを実現するために開発されたミシュラン製の「Pilot Street」タイヤが装備されている。新しいトレッドデザインが、優れたグリップと摩耗のバランスを追求している。

ヤマハ R125 2023年モデルヤマハ R125 2023年モデル

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ『プレリュード』新型、ホームページで先行公開…発売は9月
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  4. ホンダ『N-ONE e:』の価格を予想、280万円台からか…実質ガソリンモデル並み?
  5. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る