高性能版は『SQ8 e-tron』、トリプルモーター搭載で503馬力…アウディの電動SUVが進化

ブーストモードでは最大トルク99.2kgmを獲得

ベース車両に対して39mmワイドなボディ

足回りの改良で走行性能が向上

アウディ SQ8 e-tron スポーツバック
アウディ SQ8 e-tron スポーツバック全 38 枚

アウディ(Audi)は11月9日、新型高性能電動SUVの『SQ8 e-tron』と、新型高性能電動SUVクーペの『SQ8 e-tronスポーツバック』を欧州で発表した。

写真:アウディ SQ8 e-tron スポーツバック

両モデルは、高性能電動SUV『e-tron S』と高性能電動SUVクーペ『e-tronスポーツバックS』の改良新型になる。アウディは改良新型を発表するタイミングに合わせて、両モデルの車名を変更した。

アウディ SQ8 e-tron スポーツバック(左)とQ8 e-tron(右)アウディ SQ8 e-tron スポーツバック(左)とQ8 e-tron(右)

内燃エンジン搭載の『SQ8』は、アウディのフラッグシップSUV『Q8』の高性能な「S」モデルだ。今回の車名変更は、アウディの電動SUVと電動クロスオーバー車のトップパフォーマンスモデルと明確に示すのが目的になる。

◆ブーストモードでは最大トルク99.2kgmを獲得

EVパワートレインは、モーターをフロントに1個追加し、リアの2モーターと合わせて、合計で3モーターとしているのが特長だ。リアアクスルのモーターと電動トルクベクタリングを改良し、性能を引き上げている。

リアアクスルのモーターは、磁場を生成するコイルを12個から14個に増やした。その結果、モーターは同じ電気入力で、より強い磁場を生み出し、より多くのトルクを発生できるようになった。同時に、電気モーターが発電するのに必要なエネルギーも少なくなり、航続拡大につながるという。

アウディ SQ8 e-tron スポーツバックアウディ SQ8 e-tron スポーツバック

ブーストモードでは最大出力503hp、最大トルク99.2kgmを獲得する。2モーターの「55 e-tron」グレードの最大出力408hp、最大トルク67.7kgmに対して、パワーは95hp、トルクは31.5kgm引き上げられた。SQ8 e-tron、SQ8 e-tronスポーツバックともに、最高速は210km/h(リミッター作動)とした。

バッテリーは、蓄電容量114kWh(正味容量106kWh)。1回の充電での航続は、SQ8 e-tronが最大494km、SQ8スポーツバック e-tronが最大513km(いずれもWLTPサイクル)としている。

◆ベース車両に対して39mmワイドなボディ

アウディ SQ8 e-tron スポーツバックアウディ SQ8 e-tron スポーツバック

エクステリアは、 アウディの4つのリングが新デザインに。プロジェクションライトシングルフレームも採用した。Bピラーには、 Audiのロゴととともに、モデル名があしらわれる。

エアロダイナミクス性能を引き上げる改良を施した。SQ8 スポーツバック e-tronでは、リアにスポイラーを追加している。ボディサイズは、全長4915mm、全幅1976mm、全高1631mm(SQ8 e-tron)/1617mm(SQ8 スポーツバック e-tron)。ベース車両の『Q8 e-tron』と『Q8 スポーツバック e-tron』に対して、39mmワイドで、2mm背が低い。2928mmのホイールベースは共通だ。

後席の足元には、大きなスペースを確保した。荷室容量は569リットル(SQ8スポーツバック e-tronは 528リットル)。フロントの収納スペースには、62リットルの容量がある。

◆足回りの改良で走行性能が向上

アウディ SQ8 e-tronアウディ SQ8 e-tron

衝撃の吸収をコントロールするエアスプリングサスペンションを標準装備する。車高は走行状況に合わせて、最大で76mm変化する。車両の横方向のダイナミクスを最適化するために、エアスプリングのチューニングが見直された。

さらに、新しいエレクトロニック・スタビリティ・コントロール(ESC)により、とくに狭いコーナーでの操縦性が向上しているという。プログレッシブステアリングにも改良を施した。ステアリング系統のギア比を変更し、繊細なステアリング操作でも、ステアリングのレスポンスが大幅に向上した、と自負する。

ダイレクトステアリングレシオの効果は、フロントアクスルの高剛性サスペンションベアリングによって支えられている。ステアリングの動きがよりダイレクトに車輪に伝わり、ステアリングからのフィードバックも改善された。シャシーの制御システムはすべて再チューンされ、バランスを追求している。

アウディ Q8 e-tron(左)とSQ8 e-tron スポーツバック(右)アウディ Q8 e-tron(左)とSQ8 e-tron スポーツバック(右)

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 名車や希少車が! 移動自動車博物館、ミラフィオーリ2026開催
  2. 雨の季節、濡れた傘をすっきり収納! 車内快適「傘入れ」[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. ダイハツ『ラガー』30年ぶり復活か?…土曜ニュースランキング
  4. アウディ A6 新型、今夏の日本発売前に特別内覧会…東京・名古屋・大阪で開催
  5. トヨタ『ライズ』がRAV4デザインに!? 次期型が驚きの進化、国内トップSUVの最新情報
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ジェイテクト、「製造業データ等のAI-Ready化に関する研究開発」に参画…図面やマニュアルなど非構造化データを構造化
  2. ETASとエレクトロビット、ADAS向け統合ソフトウェア基盤を発表…人とくるまのテクノロジー展 2026
  3. AIドライブレコーダーで道路損傷を自動検出、「道路巡回ソリューション」共同開発…電気興業とサイバーコア
  4. JFEスチール、スポット溶接安定化技術が国内自動車メーカーの部品に初採用…高強度鋼板の適用拡大に貢献
  5. セキュア開発における脅威分析【自動車セキュリティ解説 第2回】
ランキングをもっと見る