赤レンガ倉庫に名車が集い、スケッチを楽しむ…横浜ヒストリックカーデイ2022

横浜ヒストリックカーデイ2022
横浜ヒストリックカーデイ2022全 53 枚

神奈川県横浜市の横浜赤レンガ倉庫イベント広場で11月12日、「横浜ヒストリックカーデイ」が開かれ、歴史を刻んだ名車が一堂に会した。2012年に始まり、今回で11回目の開催となった。主催は同事務局。

参加資格は、生産国・メーカーを問わず、原則として1974年までに生産された(2輪を除く)自動車。製造年もしくは年代に即した基本仕様(オリジナル)、かつ主催者が認可した車両、というもの。そのため、参加する車のほとんどが生産された当時の姿を保っているのがこのイベントらしいところだ。

この日は約150台がエントリー。スバル『360』やホンダ『S800』、トヨタ『セリカ』、日産『スカイライン』、三菱『ミニキャブ』といった国産車に、フォルクスワーゲン『ビートル』、ロータス『ヨーロッパ』、オースチン『A35』、メルセデスベンツ『170S』などの外車が並んだ。

今回フィーチャーされたのは「ファミリーで引き継がれた車たち」だった。その中の1台、日産『サニークーペ1000』(1969年)は新車購入から53年経過。初代オーナーのおじいちゃん(85歳)から次男に受け継がれており、お孫さん(14歳)は「化石みたいな車。いずれ僕が乗りたいです」と意欲的で、おじいちゃんも嬉しそう。この日は会場に家族で集まり、サニーに乗ってみんなで旅行した話などで懐かしがっていた。

子供たちを対象にしたスケッチ大会「古い車の絵を描こう」も特色のひとつ。このイベントに小学4年生の時に来て以来毎年足を運び、今年からイベントの運営事務局のボランティアメンバーにもなったという中学2年生は、フォード『フェアレーン500』(1963年)をスケッチ。「昔の車はかっこいい」と楽しそうだった。また、毎年来ているという小学生3人きょうだいなどもいて、来場客たちはそれぞれに小春日和の1日を満喫している様子だった。

《嶽宮 三郎》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  2. マッスルカーにはやっぱりエンジン!新型『チャージャー』登場に「センス抜群!」「これなら日本でも」など反響
  3. 4億円オーバーのV12エンジン搭載「完全アナログ」なハイパーカー登場!
  4. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  5. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る