BMWの直6ターボで340馬力、モーガン『プラス6』に2023年型…内装刷新

運転席と助手席にエアバッグを装備

新設計のアルミ製ダッシュボードとインストルメントパネル

0~100km/h加速4.2秒で最高速は267km/h

モーガン・プラス6 の2023年モデル(欧州仕様)
モーガン・プラス6 の2023年モデル(欧州仕様)全 10 枚

モーガンモーターカンパニー(以下、モーガン)は11月9日、オープン2シータースポーツカー『プラス6』(Morgan Plus Four)の2023年モデルを欧州で発表した。2023年1月、生産を開始する予定だ。

◆運転席と助手席にエアバッグを装備

2023年モデルでは、安全性能を向上させた。「エレクトロニック・スタビリティ・コントロール(ESC)」を装備する。ESCは、プラス6に合わせてチューニングされており、走行モードに応じて介入レベルを切り替える。また、コンチネンタルやAPレーシングと共同開発した新しいブレーキシステムも採用している。

サスペンションには、新設計のダンパーとブッシュを採用した。新しいダンパーは、乗り心地や高速走行性能を向上させているという。

2023年モデルには、エアバッグが追加された。これは、製品を継続的に開発・進化させるというモーガンのコミットメントを強化するものだ。新しいアルミニウム製ダッシュボードの助手席側とステアリングホイール内に装備されたエアバッグは、モーガンの重要なエンジニアリングプロジェクトを表しており、車両の認証要件を超えているという。

◆新設計のアルミ製ダッシュボードとインストルメントパネル

2023年モデルでは、インテリアを刷新した。新設計のアルミニウム製ダッシュボードとインストルメントパネルを装備した。このダッシュボードとインストルメントパネルは、マットシルバー、マットブラック、またはボディカラーに合わせた仕上げが選べる。助手席側のダッシュボードには、「Plus Six」の文字が添えられた。

ステアリングホイールは、センター部分がサテン仕上げとなった。この仕上げは、スピーカーグリル、ドアハンドル、ハンドブレーキ、シフトレバー周りなど、他の内装トリムとコーディネートされている。

2023年モデルでは、新しいLCDインフォメーションディスプレイが、ダッシュボードに組み込まれている。ドライバー正面に配置されたディスプレイは、従来の画面よりも大きく、解像度も引き上げられた。走行モードによって背景が変わる。ディスプレイには、必要な情報だけを表示する設計とした。センターコンソールを中心に、内装全体に広がる寄木細工のベニヤも導入されている。

◆0~100km/h加速4.2秒で最高速は267km/h

欧州向けの2023年モデルには、BMW製の3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジンを搭載する。最大出力は340ps、最大トルクは51kgmを獲得する。ZF製の8速ATとの組み合わせにより、0~100km/h加速4.2秒、最高速267km/hの性能を可能にした。

2023年モデルでは、8速ATが改良された。走行モードが「ノーマル」の場合、ブレーキ圧とステアリングアングルに基づいてシフトチェンジを最適化する。「Sport」と「Sport+」モードでも、ブレーキ圧とステアリングアングルに基づいて、スポーティ走行に適したシフトチェンジが行われる。

2023年モデルには、8速ATに坂道検出機能を採用した。急な坂道では、低いギアを自動的に選択する。ドライバビリティを支援し、パフォーマンスを向上させることに加えて、新しい8速ATのキャリブレーションは、効率も引き上げているという。

《森脇稔》

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