納車待ちの間にプラニング…スズキ ジムニー 前編[カーオーディオ ニューカマー]

納車待ちの間にプラニング…スズキ ジムニー 前編[カーオーディオ ニューカマー]
納車待ちの間にプラニング…スズキ ジムニー 前編[カーオーディオ ニューカマー]全 8 枚

念願のスズキ『ジムニー』を長期の納車待ちの末手に入れた山下さん。納車待ちの間にプランしていたオーディオのシステムアップを開始、福井県のcustom&car Audio PARADAと出会って想定していなかった海外製のジムニー専用スピーカーキットを選ぶことになる。

◆納車待ちの1年2カ月の間に膨らんだ
オーディオシステムアップの妄想と計画

欲しかったジムニーをオーダーしたのは良いけれど、納車の待ち時間が長く、なかなか愛車が手もとにやってこないもどかしさがあったというオーナーの山下さん。

「結局、納車までに1年2カ月待つことになったんですけど、今ではその間の時間はムダじゃ無かったと思っています。待ってる間にいろいろなカスタムのプランを考え始めていたんです。外装はもちろんオーディオまで考えて、こんなこともしたいあんなこともしたいと妄想を膨らませる時間になりました」

もともとオーディオはシステムアップしたいと考えていたオーナー。オーダーする時点でナビレスの仕様として発注していたのはそのためだ。当初のプランでは購入後に好きなカーナビを導入する想定だった。しかし納車待ちの間にプランが進み、DIYやお手軽なナビの取り付けだけでは満足できないレベルにまで進化、より本格的なオーディオシステムアップを実施することになる。

「ジムニーをカスタムする中でもオーディオは特に力を入れたいと思っていたジャンルでした。簡単なシステムだけで済ませるのでは無く、本格的に良い音にしたいと思っていました。そこでオーディオプロショップで取り付けをしたいと思ったんです。そんな時にたまたま会社にオーディオに詳しい知人がいて、その人にパラダを紹介してもらうことになったんです」

◆プロショップのハードルに戸惑うが
飛び込んでしまえばその懐の深さを実感

本格的なオーディオインストールは初体験だったオーナーは、取りあえず相談を兼ねてパラダに行くことにした。予備知識などはほとんどないままに、新しい世界に飛び込む感覚だったという。

「はじめてパラダに行ったとき、お店の前にズラッと外車が並んでいたんです。これにはちょっと気おされて“やばいショップに来てしまったかな?”と思ったほどでした」

しかし店内に入って相談を始めるとそんな心配は一瞬で払拭されることになる。

「すぐにオーディオやジムニーの話になって、いろいろと相談をしたんです、代表の北畑さんはすごく気さくで良い人だったので安心しました。親身になって相談に乗ってくれるので気分よく話せたのも良かったです。これですっかり馴染んで、初めて行ったショップだったのに、いろいろな話をできたのが良かったです」

「“とにかく音を良くしたんです”“音楽は大好きです”といった漠然とした思いしか話すことができなかったんですが、それに対して北畑さんはひとつひとつ提案してくれてオーディオのことが少しずつわかっていきました。ジムニーに関する話題も多くて、共感する部分があったのも良かったです。ジムニー専用のデジタルインナーミラーのことなど、自分が知らなかったジムニーに関する情報が聞けたのも良かったところです」

◆ショップではじめて紹介されたフォーカル
ジムニー専用キットの存在がセレクトの決め手

核心であるオーディオのシステムアップの話になって、具体的なユニットのセレクトに入っていく。まずはカーナビ選びから。こちらはオーナーの意向もあってアルパインが第一候補になる。

「もともとアルパインが好きで前のクルマでも使っていたので操作に慣れているのもありました。それにジムニーに9インチの大画面を取り付けられるとあってアルパインのビッグXを選びました」

次にセレクトを開始するのがスピーカーだった。

「特に音に関してスピーカーは大切だと思っていました。パラダに行く前は自分なりに考えて国産スピーカーを導入しようと考えていたんです。でもショップでフォーカルというブランドにジムニー専用のスピーカーキットがあることを紹介されて注目しました。説明を受けるまではフォーカルというブランドも知らなかったんですがこんなスピーカーがあったんだと新しい発見でした」

フォーカルのユニットの紹介を受けたりジムニー専用のキットにはアルミのバッフルやドアミラー裏に取り付けるトゥイーターパネルも専用品が含まれていることを説明されると、山下さんもフォーカルの専用キットの魅力を理解し導入を決定する。

「選んだカーナビとスピーカー交換を実施したんですが、とにかく音の良さはダントツでした。フォーカルのスピーカーの高域のクリア感は特に良かったです。キリッとした高音という感じで純正には無い質の高い音だと感じています。また低音もしっかり厚みがあって気に入りました。デザイン的にもグリル部分にFOCALのバッジが付いていてカッコいいんですよね~」

予想以上のシステムアップを完成させた山下さんのジムニー。想定外のスピーカーセレクトになったものの、その満足感は高かったようだ。次回の後編ではオーディオのシステムアップでジムニーの楽しみ方がさらに拡がった日常シーンを紹介しよう。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

《土田康弘》

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