電気自動車保有率は8.2%に上昇、買替検討は34.9%…KINTO調べ

トヨタ bZ4X
トヨタ bZ4X全 9 枚

クルマのサブスクリプションサービスを展開するKINTOは、「電気自動車(BEV)への関心度調査2022」の調査結果を発表。「電気自動車(BEV)」の保有率は昨年の調査からから3.7ポイントアップの8.2%となった。

[グラフ:現在保有しているクルマの種類]

調査は現在クルマを保有しており、かつ環境問題に関心があると回答した550名を対象にインターネットアンケートで実施した。

まず、現在保有しているクルマの種類を質問したところ、「ガソリン車」が69.3%(昨年調査69.3%)、「ハイブリッド自動車(HEV)」が37.3%(同30.4%)、「電気自動車(BEV)」が8.2%(同4.5%)。ガソリン車の保有率が高い一方、HEVとBEVの比率が2021年の調査より増加した。また、クルマを買い換えるとしたら次に何を選びたいかとの質問には、「ハイブリッド自動車(HEV)」が58.0%(同56.4%)、「ガソリン車」が40.4%(同37.1%)、「電気自動車(BEV)」が34.9%(同37.8%)。HEVの人気が続いている。

次に買い替えでBEVを選ぶと回答した人にその理由を尋ねたところ、「排気ガスがなく環境に優しいから」が58.3%、「走行コストが安いから」が46.4%、「カーボンニュートラルに配慮しているから」が39.6%という回答となった。また、自宅にクルマの充電設備があるかと質問したところ、「元々設置している」が17.2%、「設置を予定している」が38.0%という一方で、「設置は検討していない」が42.7%となった。

BEVへの買い替えのタイミングについては、「1年以内」が16.1%、「1年~3年以内」が19.3%、「3年~5年以内」が19.3%。しかし、24.5%が分からないと答えるなど、まだまだ様子見で中長期的にBEV購入を検討する人が多くいることが見受けられた。実際にBEVを購入する場合に検討する車種は、日産『リーフ』(38.0%)がトップ。以下、日産『サクラ』(28.2%)、マツダ『MX-30 EVモデル』(21.5%)、テスラ『モデル3』(20.2%)、トヨタ『bZ4X』(18.4%)が続いた。

一方、次に買い替えでBEVを選ばないと回答した人にその理由を尋ねたところ、「車両価格が高額」が53.4%、「フル充電で走れる距離(航続距離)が短いから」が45.3%、「外出先で充電できる場所が少ない」が41.9%という回答が上位となった。

最後に、BEVに期待したいことを質問したところ、「車両価格を下げてほしい」が72.0%でトップ。以下、「フル充電で走れる距離(航続距離)を伸ばしてほしい」(58.0%)、「外出先でも充電できる環境を増やしてほしい」(51.6%)といった回答が続いた。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  4. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  5. メルセデスベンツ、3年間で40車種以上投入へ…次期『Cクラス』は2026年春生産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る