ホンダ、武漢工場の稼働停止---中国ゼロコロナ抗議の余波[新聞ウォッチ]

東風ホンダの武漢第3工場(2021年4月)
東風ホンダの武漢第3工場(2021年4月)全 5 枚

上海など中国の主要都市で新型コロナウイルスを徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」政策への抗議活動が相次いでいるそうだ。政府の打ち出した緩和策を地方レベルで実現できず、市民の強い不満につながっており、習近平指導部への批判も高まるなど、共産党の統制が強い中国では異例の事態となっているという。

【画像全5枚】

きょうの各紙も「ゼロコロナ抗議拡大50カ所、白紙掲げ『自由』要求、中国、W杯中継の影響も」(読売)や「中国ゼロコロナ複数で抗議、緩和策、市民届かず」(日経)などと、大きく取り上げている。

それによると、直接のきっかけは、10人が死亡したと伝えられる新疆ウイグル自治区ウルムチ市の火災。SNS(交流サイト)上ではロックダウン(都市封鎖)の影響で「消火活動が遅れた」との情報が拡散。犠牲者の追悼が抗議活動に発展しており、首都北京市や四川省成都市、湖北省武漢市、広東省広州市などに広がったとみられる。

こうした中で、現地に拠点を持つ日本企業の生産にも影響が広がり始めているという。読売などの報道によると、中国・武漢市に生産工場のあるホンダは、「ゼロコロナ」政策による都市封鎖などで従業員が出社できないため、中国合弁・東風本田汽車の3つの完成車工場の稼働を一時停止し、29日以降の操業については、未定としている。また、芝刈り機や船外機などを手掛ける重慶工場の停止期間を12月2日まで延長するという。

ホンダにとっては頼みの綱の中国での生産活動に支障をきたすと、業績にも影響を及ぼしかねない。ホンダのグローバル戦略は、需要のあるところで生産する「地産地消」が躍進の原動力になっている。だが、現地販売が振るわないインドでは、工場の稼働率が極端に低下しているため、インド製のRVなどを日本に“逆輸入”する再編の動きもみられるようだ。

2022年11月29日付

●五輪談合博報堂も捜索、電通幹部任意聴取(読売・1面)

●EV充電マンション照準、初期費用不要、宅配ボックス活用、住人合意へ各社知恵(読売・9面)

●ホンダ武漢3工場停止、ゼロコロナ従業員出社できず(読売・9面)

●日産新型セレナ、車酔いしにくく、6年ぶり全面改良内(朝日・9面)

●迫真、沸騰道の駅、もはや観光スポット(日経・2面)

●リケンと日ピス、統合時期未定に(日経・15面)

●京セラ・稲盛和夫氏お別れの会「考え抜く」3100人惜しむ(日経・15面)

《福田俊之》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 雨の日の視界を守るドアミラー対策 撥水・親水・バックカメラの水滴対策まで解説 ~Weeklyメンテナンス~
  2. 日産が新型小型EV『ピクソ』を欧州発表、ルノーと共同開発…航続259km
  3. 三菱『アウトランダーPHEV』が2028年フルモデルチェンジか!? 4モーター4WDの可能性も
  4. アルファロメオ、新コンセプトカーを予告…デビューはパリモーターショー2026
  5. 日産『ローグ ハイブリッド』新型、第3世代「e-POWER」搭載…今秋米国発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  2. 【全文PDFプレカン】日産自動車 長期ビジョン発表会
  3. シェフラー、ヒューマノイドロボット向け成形波動ギアボックスを2027年量産開始…自動車向けノウハウ活用
  4. ポルシェはなぜブガッティを手放した? 10億ユーロで売却、選択と集中へ
  5. 光岡の新型オープン2シーター、写真公開…正式発表は11月26日
ランキングをもっと見る