Sクラスセダン初の「パナメリカーナグリル」、メルセデスAMG S63 新型に採用

メルセデスAMGならではのエクステリアデザイン

AMG専用の「MBUX」インフォテインメントシステム

PHEVシステム全体で802hpのパワー

メルセデスAMG S 63 Eパフォーマンス
メルセデスAMG S 63 Eパフォーマンス全 10 枚

メルセデスベンツ126日、最上位4ドアサルーンの『Sクラス』新型の高性能電動モデル、メルセデスAMGS63 Eパフォーマンス』(Mercedes-AMG S 63 E PERFORMANCE)を欧州で発表した。専用の内外装を採用している。

◆メルセデスAMGならではのエクステリアデザイン

メルセデスAMG S 63 E パフォーマンスでは、表情豊かなエクステリアデザインによって、高性能さをアピールしている。『Sクラス』のセダンで初めて、垂直ルーバーに大型のスーリー・ポインテッド・スターを備えたAMG専用グリル「パナメリカーナグリル」が装備された。パナメリカーナグリルは、1952年にメキシコで開催されたロードレース「パナメリカーナ」で優勝した伝説的な『300 SL』がモチーフだ。フロントフード先端には、シルバークローム/ブラック仕上げのAMG エンブレムが添えられる。

さらに、大型のサイドエアインテークと機能的なエアカーテンを備えたジェットウイングデザインのフロントバンパーを専用装備した。サイドには、最大21インチのAMG鍛造ホイールと AMG専用のサイドシルパネルを採用する。リア、台形デザインのツインテールパイプや、フィンを備えたワイドなディフューザーなどが特長だ。

ボディカラーには、「MANUFAKTUR」オプションによる 「カシミールホワイトマグノ」や、「セレナイトグレーマグノ」設定している。

メルセデスAMG S 63 EパフォーマンスメルセデスAMG S 63 Eパフォーマンス

AMG 専用の「MBUX」インフォテインメントシステム

インテリアは、Sクラスならではの高品質な装備に AMG専用の機能を組み合わせている。独特のステッチを配したAMGのシートを採用した。エクスクルーシブなカラーが選択でき、フロントヘッドレストにはAMGのロゴがエンボス加工される。さまざまなナッパレザーを選ぶことも可能。後席を独立2座としたマルチコンターシートを用意している。

MBUX」インフォテインメントシステムには、AMG 専用、PHEV専用の表示と機能が導入された。インストルメントクラスターのディスプレイ、センターコンソールのマルチメディアセントラルディスプレイ、オプションのヘッドアップディスプレイが対象になる。

インストルメントクラスターは、さまざまな表示スタイルと個別に選択可能なメインビューでパーソナライズできる。AMG専用の「スーパースポーツ」スタイルは、PHEVシステムの温度を含むメニューや、サスペンションやトランスミッションの現在の設定を表示するセットアップメニューが用意された。さらに、スーパースポーツスタイルでは、ナビゲーション、燃費データ、「AMG TRACK PACE」のテレメトリデータを表示することもできる。

ヘッドアップディスプレイには、「レース」やスーパースポーツなど、AMG専用の表示スタイルも用意されている。インストルメントクラスターのメインメニューからアクセスすることが可能だ。マルチメディアディスプレイには、駆動システム全体のパワーフロー、電気モーターの速度、出力、トルク、温度、バッテリー温度をわかりやすく表示する。

ツインスポークデザインとシフトスイッチを備えたAMGパフォーマンスステアリングホイールを装備した。AMGステアリングホイールでは、ドライバーはステアリングホイールから手を離すことなく、重要な運転機能やすべての走行モードを制御できる。PHEVシステムの回生レベルは、ステアリングホイールのスイッチで選択することもできる。

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PHEVシステム全体で802hpのパワー

高性能なPHEVシステムは、直噴4.0リットルV8気筒ガソリンツインターボエンジン(最大出力612hp/55006500rpm、最大トルク91.8kgm/25004500rpm)に、電気モーター、蓄電容量13.1kWhのリチウムイオンバッテリー、可変トルク配分式4WDAMG パフォーマンス4MATIC +」を組み合わせたものだ。

電気モーターは、最大出力190hp、最大トルク32.6kgmを引き出す。PHEVシステム全体では、802hpのパワーと、145.8kgmのトルクを獲得した。これにより、0100km/h加速3.3秒、最高速250km/h(リミッター作動)の性能を可能にする。オプションの「AMGドライバーズパッケージ」では、リミッターが290km/hに引き上げられる。

《森脇稔》

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