寒くなるとトラブル多発! バッテリーを見直すと燃費も速さもアップする

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どのクルマにも使われているバッテリー。弱ってきたら適当なやつに交換するだけじゃモッタイナイ。もっと良くするためのバッテリー選択術。

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◆バッテリーは裏方として頑張っている!!

クルマが走るのに電気は必須。そこでバッテリーとなるわけだが、電気を作っているわけではなく溜めておくための場所。電気を作っているのはオルタネーターである。そこで発電した電気を溜めておき、必要な時に供給するのがバッテリーの役割。

エンジンを掛ける時にセルモーターを回すための電力を供給しているのはもちろんだが、走行中にもさまざまな場面で機能している。ウインカーを付けたり、ワイパーを動かしたり瞬間的に電気が使われたときにも補っている。加速時なども同じで回転数を急に上げて電気がたくさん使われた時に、バッテリーからたくさん電気が供給されると、エンジンの反応も良くなりパンチがあると言われる加速感を感じたりする。しかし、バッテリーに元気がないとそういった場面で電気が不足気味になり、いまいち良い加速をしてくれない。また、電気が足りなくなった分オルタネーターで補おうとするので、オルタネーターの抵抗が大きくなり、もっと加速感が鈍ることもある。

◆容量の大きいものが有利で、同サイズで容量アップも可能

ならば、バッテリーの性能ランクを高いものにすれば良い。例えば40B19Rという型番だとすると、この40がバッテリーの性能のこと。Bは短い面のサイズ。19は長い面の長さ。LとRはプラス端子の向きを表す。ということは、40B19Rを使っているとしたら、現在のバッテリーと同じ●●B19Rという型式だったら使うことができるのである。たとえばあるバッテリーメーカーだと、40/44/50のB19Rがあり、性能サイズを3つから選ぶことができるのだ。当然数字の大きなものほど高性能なので40から50にすれば、それだけバッテリー性能には余裕があり、走りを補ってくれるのだ。どうせ交換するなら、ちょっと容量を大きなものを選択するのも手である。

気をつけたいのは容量が大きく、たくさんの電気を溜められるので理論上は40よりも44サイズの方がバッテリー上がりが起きるまでの時間が長いはず。だが、大容量サイズのバッテリーでも、長期間放置しておくと徐々に劣化していってしまう。結局上がってしまうとその後に大幅に性能も落ちてしまうので、バッテリーあがりを防ぐ意味での容量アップは微妙。あえて容量の小さいリーズナブルなバッテリーを選び、劣化するごとに交換するという手もある。SDGsという意味では微妙だが。

◆軽量化で容量そのまま小型サイズにする手もあり

容量が同じであれば、サイズを小さくする手もある。基本的にはサイズが小さいバッテリーの方が軽いので、比較的簡単に軽量化が可能だ。わずか数kgではあるが、エンジンルームで数kg軽くするというのは実は難しく、バッテリーを軽くするという手はよく使われる。気をつけたいのはサイズを小さくすると固定ステーが合わなくなる。バッテリーはとても重く、しっかり固定されていないと大変危険。テキトーに留めていたバッテリーがサーキット走行で飛んでいったなんて笑い話もあるが、15kg近いものが高速で飛んでいったら大変な事故であり、気をつけておきたい。

◆今後の主流に? 軽量なドライバッテリーという存在

チューニングカーやレーシングカーでは一般的になっているのがドライバッテリー。内部のバッテリー液を液体ではなく、ゲル状にしたり染み込ませたりしてあることで大幅に軽くなっているのが特徴。同サイズだと1/3くらいの重量になる。2Lクラスのクルマだと通常のバッテリーが15kgほどで、ドライバッテリーだと5kgほど。10kgもの軽量化が可能なのだ。また、その特性から短時間に大きな電流を流すのが得意なのがドライバッテリー。エンジン始動時のセルモーターが力強く回るのも特徴だ。

軽さでは圧倒的にドライバッテリーだが、燃費や馬力といった性能ではあえて通常のバッテリーを選ぶチューナーやレーシングガレージもいる。その辺りは諸派あるのでどちらが良いとは断言はできない。しかし、どちらにも共通して言えるのは同じ性能サイズでも、やはり安い謎のメーカーの製品と高級バッテリーでは性能差があるというチューナーは多い。

電圧の安定度や、バッテリーとしてのタフさ、馬力を測定したときの数値など、やはり高級なバッテリーは優れているという。長く使うものだけに良いものを選ぶのもアリだろう。

《加茂新》

加茂新

加茂新|チューニングカーライター チューニング雑誌を編集長含め丸15年製作して独立。その間、乗り継いたチューニングカーは、AE86(現在所有)/180SX/S15/SCP10/86前期/86後期/GR86(現在所有)/ZC33S(現在所有)。自分のカラダやフィーリング、使う用途に合わせてチューニングすることで、もっと乗りやすく楽しくなるカーライフの世界を紹介。

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