JR東海は12月16日、ダイヤ改正を2023年3月18日に実施すると発表した。
HC85系
東海道新幹線ではN700Sが山陽新幹線直通を含む50本の定期列車に追加投入。さらにビジネスブースが設置されたN700Sを『のぞみ』3往復に充当する。
また、定期『のぞみ』19本で東京~新大阪間の所要時間を3分短縮するとともに、7~18時台に運行する下り『のぞみ』の東京発の発車間隔が定期・臨時含めて最大21分から18分に短縮される。
車椅子スペースを6席設けたN700Sが増備される東海道新幹線。同線では山陽新幹線直通列車の平均所要時間が短縮され、東京~広島間は定期・臨時含めたすべての『のぞみ』が4時間以内で結ばれる。夜間における首都圏・関西~静岡地区間での『ひかり』の所要時間短縮や名古屋における定期『のぞみ』と『ひかり』『こだま』の接続改善、新富士以東での朝通勤時間帯『こだま』の所要時間短縮なども図られる。さらに『のぞみ』では、ダイヤ改正の同日に開業する相鉄・東急直通線に合わせて、新横浜6時3分始発の臨時『のぞみ491号』が新設される。
在来線では、高山本線の特急『ひだ』が、7月から投入されているHC85系特急型車両にすべて置き換えられ、同車は大阪まで進出することになった。これにより、1989年2月から『ひだ』に登場したキハ85系特急型気動車が高山本線の定期特急から撤退する。
N700S新幹線このほか高山本線では、高山~下呂間で始終発の普通列車が削減される一方、日中時間帯に1本が増発され、普通列車の運行間隔が改善される。