東急新横浜線開業、目黒線と田園都市線で時間短縮…運賃改定を含む東急の2023年3月ダイヤ改正

東急(左)・相鉄(右)の分界を示す相鉄・東急直通線・新横浜駅の駅名標。
東急(左)・相鉄(右)の分界を示す相鉄・東急直通線・新横浜駅の駅名標。全 7 枚

東急電鉄(東急)は12月16日、ダイヤ改正を2023年3月18日に実施すると発表した。同時に運賃改定も実施する。

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今回の改正は、同日に開業する相鉄・東急直通線(相鉄新横浜線、東急新横浜線)の開業を受けてのもので、東急新横浜線~東横線~東京地下鉄(東京メトロ)副都心線間が平日73本・土休日60本、東急新横浜線~目黒線~東京メトロ南北線間が平日38本・土休日29本、東急新横浜線~目黒線~都営地下鉄三田線間が平日61本・土休日62本となる。

東急新横浜線や東横線、目黒線を介して相鉄方面から東京メトロ副都心線や南北線、都営地下鉄へ直通する列車の本数。平日日中は1時間あたり2本が基本となるが、南北線直通は日中の設定がない。東急新横浜線や東横線、目黒線を介して相鉄方面から東京メトロ副都心線や南北線、都営地下鉄へ直通する列車の本数。平日日中は1時間あたり2本が基本となるが、南北線直通は日中の設定がない。

また、JR東海道新幹線が接続する新横浜駅(横浜市港北区)では、6時発『ひかり533号』や6時3分発の始発臨時『のぞみ491号』に接続する列車が目黒線内から4本、東横線内から1本設定される。

相鉄・東急直通線・新横浜駅の東急側コンコース。相鉄・東急直通線・新横浜駅の東急側コンコース。

目黒線や田園都市線では速達性の向上が図られ、目黒線では平日の朝ラッシュ時に奥沢駅(東京都世田谷区)と武蔵小山駅(東京都品川区)で各駅停車を退避させる急行が6本設定され、日吉~目黒間の所要時間が最大5分短縮される。

田園都市線では平日の渋谷着8時50分頃~9時10分頃の上り急行・準急で所要時間が2~10分程度短縮され、さらに8時台に上り準急を2本新設。土休日では渋谷23時13分発の下り各駅停車を準急に変更し、深夜帯の速達性が向上する。

一方で田園都市線、大井町線、池上線、東急多摩川線では一部区間や時間帯で、利用動向を踏まえ1時間あたり1~2本の減便を中心としたダイヤの見直しが行なわれる。

このほか、東横線乗入れの有料座席指定列車『S-TRAIN』では、横浜高速鉄道の元町・中華街7時1分発の列車が45分繰り下げての運行となる。

運賃改定については4月8日付けで認可されており、平均改定率は12.9%(普通運賃13.5%、定期運賃12.1%)となる。こどもの国線の運賃と、家計への影響が考慮された通学定期運賃は今回の改定から除外される。

鉄道線の普通運賃は1円単位での金額となるIC運賃を含めて初乗り140円となり、それ以外は改定率と同程度に値上げされる。その結果、東横線渋谷~横浜間の場合、310円(IC運賃は309円)となり、世田谷線ではIC運賃を含めて160円となる。

東急新横浜線を含む区間については加算運賃が適用され、普通旅客運賃に70円、1か月用通勤定期運賃に2620円、1か月用通学定期運賃に970円がそれぞれ加算される。

鉄道線普通旅客運賃の現行・改定後比較。改定後は定期運賃を含め1割強の増収を見込んでいる。鉄道線普通旅客運賃の現行・改定後比較。改定後は定期運賃を含め1割強の増収を見込んでいる。鉄道線通勤用定期旅客運賃の現行・改定後比較。鉄道線通勤用定期旅客運賃の現行・改定後比較。

なお、運賃改定を前に2023年2月28日限りで身体障害者・知的障害者用や通学用を除く回数券が発売終了となる。有効期間まで利用できるが、世田谷線の回数券は2033年2月28日まで利用できる。

東急では回数券に代わる新たな乗車券サービスを検討しており、2023年夏からクレジットカードによるタッチ決済やQRコード乗車の実証実験を開始する。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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