レクサス RC/RC F、走りを深化…ハブボルト化によるハンドリング向上など一部改良

レクサス RC350 バージョンL(ラディアントレッドコントラストレイヤリング)<オプション装着車>
レクサス RC350 バージョンL(ラディアントレッドコントラストレイヤリング)<オプション装着車>全 23 枚

レクサスは、スポーツクーペ『RC』『RC F』を一部改良し、2023年1月9日より販売を開始する。

RCはレクサスが2014年より発売するスポーツクーペ。ダイナミックで独創的なプロポーションや重厚感のある車両安定性と爽快なハンドリングを実現している。RC Fはレクサスのレーシングスピリットを受け継ぐ高性能“F”モデル。最高出力481psを発生する自然吸気のV8 5.0リットルエンジンや8速スポーツダイレクトシフトなどを搭載する。

今回の一部改良では、たゆまぬ進化を追求する「Always On」の思想の下、走行性能を磨き上げた。ホイールの締結にワッシャ付ハブボルトを採用し、締結力の強化とバネ下質量の低減を図ることで、優れたハンドリング性能を実現。また、アブソーバー特性やAVS(電子制御サスペンション)、EPS(電動パワーステアリング)の制御を最適化。優れた操縦安定性と乗り心地を高次元で両立した。またRC Fはフロントとリヤのボディ剛性のバランスを見直し、Dレンジパドルシフト変速制御を改良。より気持ちの良い走りを実現した。

ハブボルト化に伴い、ホイールデザインも刷新。RCはスポーティなデザインを追求したFスポーツ専用のENKEIホイールを新規設定するとともに、運動性能の高さを予感させるホイールデザインを採用した。RC Fは切削光輝やスーパーグロスブラックメタリック塗装などの表面処理を施した、新たなホイールデザインを採用。RC Fに相応しいハイパフォーマンスを表現した。

予防安全技術「レクサスセーフティシステム+」の機能も拡充。「プリクラッシュセーフティ」の対応領域を拡大し、昼間の自転車や夜間の歩行者、交差点右折前に前方から来る対向直進車や、右左折時に前方から来る横断歩行者も検知可能になった。加えて緊急時操舵支援などの機能を追加した。同一車線内中央を走行できるよう操舵を支援する「レーントレーシングアシスト」もAI技術を活用することで支援範囲を拡大。「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)」にはカーブ速度抑制機能を追加したほか、カメラで主要な道路標識を読み取り、マルチインフォメーションディスプレイに表示する「ロードサインアシスト」を採用した。

マルチメディアシステムには直感的な操作が可能なタッチパネル式のディスプレイを採用した。これに伴い、インストルメントパネルアッパーのデザインを刷新。サイドレジスターの形状をメーターや時計、エンジンスイッチなどと同様の丸型にすることで、統一したスポーティさを際立たせた。RC FはRC同様、ブレーキホールド機能付の電動パーキングブレーキを全車に標準装備した。

価格はRCが581万4000円から735万2000円、RC Fが1058万円から1455万円。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダイハツが歩行領域モビリティ『e-SNEAKER』発売、年間500台目標
  2. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  3. トヨタの新型『ヤリスセダン』がタイで登場!「アティブ HEV」にはGRスポーツも
  4. 「完璧なフルモデルチェンジ」三菱『デリカミニ』が2代目に! 可愛さも機能も大幅進化で「後世に受け継がれる名車」と話題に
  5. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る