ドゥカティのWタイトル獲得記念車『パニガーレV4』、受注開始から数時間で完売

ドゥカティは2022年に同じシーズンに初めてMotoGPとSBKの両方でタイトルを獲得

生産台数はドゥカティの設立年に敬意を表して各260台の合計520台

数々の特別装備を採用

ドゥカティ・パニガーレ V4 の「2022ワールドチャンピオン・レプリカ」
ドゥカティ・パニガーレ V4 の「2022ワールドチャンピオン・レプリカ」全 8 枚

ドゥカティ1222日、MotoGPスーパーバイク世界選手権SBK)の両方でワールドタイトルを獲得したことを記念して、1215日に発表した『パニガーレV4』の2つの限定モデルが、受注開始から数時間で合計520台を完売した、と発表した。

◆ドゥカティは2022年に同じシーズンに初めてMotoGPSBKの両方でタイトルを獲得

パニガーレV42つの特別な限定モデルは、フランチェスコ・バニャイア選手の「デスモセディチGP」と、アルバロ・バウティスタ選手の「パニガーレV4 R」にヒントを得て製作された。これらのスペシャルエディションは、ドゥカティが2つの偉業をファンとともに祝うイベントとして、1215日にイタリアで開催された「Campioni in Piazza2」の記者会見で発表された。

ドゥカティは2022年、同じシーズンに初めて、MotoGPSBKの両方でタイトルを獲得した。エンジニア、チーム、ライダーが協力し、ドゥカティは偉業を達成することができたという。ダブルタイトル獲得を記念して、2つの特別なコレクターズアイテムを製作する。

『パニガーレV4 S』をベースに製作される2つのスペシャルエディションは、フランチェスコ・バニャイア選手(#63)、またはアルバロ・バウティスタ選手(#19)のマシンのレプリカカラーが特長だ。それぞれのモーターサイクルの燃料タンクには、バニャイアまたはバウティスタ選手が直筆でサインし、クリアコートで保護される。

◆生産台数はドゥカティの設立年に敬意を表して各260台の合計520台

シリアルナンバーが刻印された2つの特別モデルは、ドゥカティが設立された年を記念して、数量限定のリミテッドエディションとして製作される。生産台数は、ドゥカティが設立された1926年に敬意を表して、それぞれ260台のみとなる。

『パニガーレV4 2022 ワールドチャンピオン・レプリカ』は、オリジナルのレーシングマシンと同様、シングルシート仕様のみが設定される。ビレットアルミニウム製アッパークランプには、モデル名称とシリアルナンバーが刻印される。

9ディスクの「STM-EVO SBK」乾式クラッチ、標準仕様よりも2kg軽いアクラポヴィッチ製の型式認証済みサイレンサー、StylemaRキャリパーによって強化されたブレンボ製ブレーキシステム、リモートアジャスター付きMCSマスターシリンダー、Rizoma製ビレットアルミニウム削り出しアジャスタブ・フットペグ、レース用フロントフェアリングが装備されている。

◆数々の特別装備を採用

さらに、オールカーボンファイバー製のリア・エグゾースト・マニホールド・ヒートシールド、オルタネーター・カバー、フロント&リアフェンダー、フロントブレーキダクトも装着される。

また、片持ち式スイングアームには、チタニウムとカーボンファイバーを組み合わせたカバーが装着される。アルバロ・バウティスタ選手のレプリカカラーモデルには、パニガーレV4シリーズの上位バージョンと同様、ブラシ仕上げのアルミニウム製燃料タンクが装備される。

各モーターサイクルは、専用グラフィック付きの梱包木箱に入れられ、真正証明書、カスタムバイクカバー、データ収集システムの「ドゥカティ・データ・アナライザー+」が付属する。サーキットでパフォーマンスを最大限に発揮させたい顧客は、カーボンファイバー製オープンクラッチカバー、ナンバープレートとミラー取り外しキット、ビレットアルミニウム製レーシング燃料キャップなどの追加アクセサリーを取り付けることも可能、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダイハツ滋賀・大分工場、部品供給不足で稼働休止…7月8-11日
  2. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  3. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
  4. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  5. 「クラシックmini」がレストモッドで蘇る! 限定生産で約1490万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る