純正スピーカーをすべてフォーカルに交換…BMW 523i[インストール・レビュー]

純正スピーカーをすべてフォーカルに交換…BMW 523i[インストール・レビュー]
純正スピーカーをすべてフォーカルに交換…BMW 523i[インストール・レビュー]全 9 枚

大きな加工を施すこと無く高音質化したい、そんなユーザーニーズを叶えるべくプロデュースされたのが愛知県のLEROY(ルロワ)のデモカー・BMW523i』。フォーカルのBMW専用スピーカーなどを使ってスピーカーのトレードイン取り付けで高音質化を実現した。

◆インテリアの加工無しに高音質化を実現
BMW専用スピーカーを使った取り付けに注目

ドアの純正位置に取り付けられているのがフォーカルのBMW専用スピーカーであるBMF30KJT3のミッドバス。ドアの純正位置に取り付けられているのがフォーカルのBMW専用スピーカーであるBMF30KJT3のミッドバス。
スピーカーグリル部分から透けて見える振動板はフォーカルK2シリーズの象徴である黄色いコーンだ。スピーカーグリル部分から透けて見える振動板はフォーカルK2シリーズの象徴である黄色いコーンだ。ドアミラー裏のツイーターパネル部分にはBMW専用スピーカーのツイーターを純正ライクに設置している。ドアミラー裏のツイーターパネル部分にはBMW専用スピーカーのツイーターを純正ライクに設置している。FOCALのバッチ以外はまったくの純正状態のドアミラー裏。ツイーターも含めて取り付けはすべてトレードインだ。FOCALのバッチ以外はまったくの純正状態のドアミラー裏。ツイーターも含めて取り付けはすべてトレードインだ。

輸入車をはじめとした高級車に乗るユーザーの中には「インテリアを加工しないで高音質化したい」というニーズを持っている場合が多い。そんなユーザーニーズにこたえるスタイルでセットアップしたのがルロワのデモカーであるBMW523iだ。

フロント2ウェイスピーカーにはフォーカルのBMW専用キットであるBMF30KJT3をチョイス。このキットはフォーカルの中核的スピーカーであるK2パワーシリーズのスピーカーユニットを採用し、純正位置にトレードイン取り付けできる専用キット化したのが特徴。

ドア中程の10cmミッドバス、ドアミラー裏のツイーター取り付け位置には純正グリルを一切崩すこと無くスピーカーがインナー取り付けされている。しかもミッドバスの取り付けはアルミダイキャスト製の専用バッフルを設定して取り付け精度の高さもピカイチ。パッシブネットワークを備えているので、手軽な取り付け&純正のオーディオシステムをそのまま用いても高音質が得られる。実際にその音を聴けば、純正を崩さないトレードイン取り付けでここまでの高音質が手に入ることを実感するだろう。

◆センタースピーカーやシート下のウーファーなど
すべてのスピーカーをフォーカルで統一する

センタースピーカーもフォーカルのモデルをインストールしている。スピカー群を統一してサウンドのまとまり感を引き出す。センタースピーカーもフォーカルのモデルをインストールしている。スピカー群を統一してサウンドのまとまり感を引き出す。シート下の純正ウーファーユニットが設置されているスペースにはフォーカルのISUB BMW4をビルトイン取り付けする。シート下の純正ウーファーユニットが設置されているスペースにはフォーカルのISUB BMW4をビルトイン取り付けする。

フロント2ウェイに加えてセンタースピーカーも同じくフォーカルのスピーカーにトレードイン交換する。フロントスピーカーをすべて純正位置のまま高音質スピーカーに交換するスタイルは、インテリアの加工無しに高音質化を施したいというユーザーにはぴったりのスタイルになるだろう。

さらにBMW特有のシート下のウーファーユニットもフォーカルがBMW専用に開発したISUBBMW4を純正位置にビルトイン取り付けしている。シート下の限られたスペースなので一般的なスピーカーではごく限られたモデルしかトレードイン取り付けが難しいのだが、専用品であれば取り付け精度の高さは抜群。もちろんサウンド面でも中低音をしっかりフォローするバランスの良いサウンドを響かせる。

ここまでのフロントスピーカー群をすべて交換すれば、BMWが純正で装備していたスピーカーは一新されることになる。いずれも純正とのトレードイン取り付けが可能なモデルばかりで、BMW向けに専用設計されたモデルも含まれているのでサウンド面のグレードアップに関する安心感は抜群。BMWの高音質化をすべてトレードイン取り付けで完結したいというユーザーにはぴったりのスピーカーシステムだ、これは要注目のシステムアップと言えるだろう。

◆さらに上を目指すならばDSPアンプなどの追加で
調整能力を追加するシステムアッププランも用意

ヘッドユニットなどは純正のオーディオシステムをそのまま利用するのでコクピットの雰囲気も純正のまま。ヘッドユニットなどは純正のオーディオシステムをそのまま利用するのでコクピットの雰囲気も純正のまま。コクピット全体を見渡しても加工した部分は見られない。もちろん音の良さは格段にレベルアップしている。コクピット全体を見渡しても加工した部分は見られない。もちろん音の良さは格段にレベルアップしている。

オーディオの再生ユニットにはBMWの純正システムをそのまま用いているので、使い勝手も純正と同じなのも魅力。2ウェイスピーカーには専用のパッシブネットワークを備え、BMWに取り付けた際に最適なサウンドセッティングも取り付けるだけで完成する。それだけにBMWには最適なシステムと言えるだろう。取り付け面もここまで説明してきたとおり内装を加工することが無いので、コクピットまわりは純正状態のまま。グリル部分にFOCALのバッチを貼り付けて存在を主張しているのはデモカーだからでもある。

スピーカーを交換した、この状態でもかなり高いレベルで高音質化を体感できるのだが、さらに上を目指すなら取り付けは変更すること無くDSPアンプなどを加えてサウンド調整を施すのも効果的。高品質なスピーカーを使っているので、調整次第でさらに一段階上の音へのステップアップが望めるだろう。定位感やフォーカスの合ったサウンド、帯域バランスの整ったハイレベルな音への発展性も残しているのも魅力のシステムと言えるだろう。

スピーカーのトレードイン交換でBMWを手軽に高音質化することを提案したルロワのデモカー(BMW523i)。インテリアの加工を加えること無く良い音を手に入れたいと思っているユーザーには要注目のシステムアップとなった。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

《土田康弘》

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