メルセデスベンツ EQE SUV 、「AMG 43」は476馬力…欧州発売

0~100km/h加速4.3秒で最高速は210km/h

AMG専用の垂直バーを配したフロントグリル

1回の充電での航続は最大476km

メルセデスAMG EQE 43 4MATIC SUV
メルセデスAMG EQE 43 4MATIC SUV全 10 枚

メルセデスAMG1215日、ミドルクラスの新型フル電動SUVのメルセデスベンツ『EQE SUV』の高性能グレード、メルセデスAMGEQE 43 4MATIC SUV」を欧州市場で発売した。ドイツ本国でのベース価格は、124920ユーロ(約1770万円)と発表されている。

0100km/h加速4.3秒で最高速は210km/h

EQE 43 4MATIC SUVでは、ベース車両のEQE SUVの「EQE 500 4MATIC」のEVパワートレインを強化して搭載する。前後に搭載されるモーターは、最大出力476hp、最大トルク87.5kgmを獲得する。

電動4WDとして、可変式の「AMGパフォーマンス 4MATIC」を搭載する。このシステムは、走行状況に応じて、前後アクスルの間で駆動トルクを連続的に配分する。トルク配分は、選択した走行モードによって異なる。コンフォートモードでは、効率に重点が置かれる。スポーツとスポーツ+モードでは、横方向のダイナミクスを高めるために、トルク配分が後輪寄りとなる。

動力性能は、0100km/h加速を4.3秒で駆け抜ける。最高速は210km/hの性能を発揮する。

AMG専用の垂直バーを配したフロントグリル

メルセデスAMG EQE 43 4MATIC SUVメルセデスAMG EQE 43 4MATIC SUV

AMG専用のブラックパネルをはじめ、クロームの垂直ストラットバーを表現したフロントグリル、専用フロントバンパーを装着した。このバンパーは、ハイグロスブラックのAウイングとクロームトリムが特長だ。左右のエアディフューザーは、前輪の周りの空気をスムーズに導くエアカーテン効果を発揮する。標準の「デジタルライト」ヘッドランプは、車両の開閉時に「AMGプロジェクション」で乗員を迎え入れる。

足元には、空力性能を追求した21インチの AMGアルミホイールを装備した。リアには、ディフューザーと縦方向のフィンを備えたバンパーと、らせん状デザインのテールライトが装備されている。

インテリアは、マイクロファイバー「MICROCUT」と、赤いトップステッチを備えた人工皮革「ARTICO」をシートに使用する。オプションで、ナッパレザーが選択できる。さらに、フロントシートの背もたれのAMGロゴと、フロントヘッドレストにエンボス加工されたAMGエンブレムが、スポーティさを強調している。

1回の充電での航続は最大476km

最新のリチウムイオン技術を採用した強力な328ボルトの新世代バッテリーが搭載されている。蓄電容量は90.6kWhとした。バッテリーマネジメントシステムはAMG専用チューン。「スポーツ」と「スポーツ+」の走行モードでは、パフォーマンスに重点が置かれ、コンフォートモードでは航続に重点が置かれる。新世代のバッテリーは、従来と比較して大幅に高いエネルギー密度が特徴という。蓄電容量も大きい。新機能として、バッテリーマネジメントシステムの更新を、無線でインストールできる。1回の充電での航続は、最大476kmWLTPサイクル)とした。

ドライバーはステアリングホイールのスイッチにより、3段階で回生ブレーキのレベルを調整できる。「ECOアシスト」によって、状況に応じて最適な支援を受けることも可能だ。オプションの「DRIVE PILOT」を装備すると、前方を走行する車両を検出して、信号機などで停止するまで自動的に減速を行う。

新世代のバッテリーは、充電時間を大幅に短縮する、と自負する。バッテリーは直流の急速充電ステーションにおいて、最大出力170kWで充電できる。この場合、およそ15分で最大170kmWLTPサイクル)の航続分のバッテリー容量を充電できる。車載充電器を使えば、自宅や公共の充電ステーションで、最大出力22kWの交流で充電できる。日本では、双方向充電に対応した。さらに、場所に応じて自動的にアクティブ化できるインテリジェントな充電プログラムがある。バッテリーに優しい充電などの機能により、充電がさらに効率的になる、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 【BMW 320d ツーリング 新型試乗】10年経っても一線級、乗用ディーゼルが生き残る術はないのか?…中村孝仁
  2. 日本発の高性能EV『アウル』、最高速438.7km/hを記録…世界最速の電動ハイパーカーに
  3. 新型プリウス、クラウン、シエンタ、日産サクラで便利に使えるライティングアイテム【特選カーアクセサリー名鑑】
  4. クラッチ操作不要の「E-Clutch」はDCTと何が違う? なぜ「CB650R/CBR650R」に初採用? ホンダ開発陣に聞いた
  5. メルセデスAMG『SL』新型に特別なゴールドまとう世界100台の限定車
  6. トヨタ『ヤリス』次期型は2025年末登場か、ハンマーヘッド&新エンジン搭載でスポーティ感アップ!?
  7. ホンダ『シビック』、米国初設定のハイブリッドは200馬力…2025年型を発売
  8. じ~ん。ポルシェを手に入れた瞬間の幸福
  9. トヨタ『カローラFX』が米国で登場…現代的でスポーティブな仕様[詳細画像]
  10. [音のプロが推す“超納得”スタートプラン]純正高級オプションシステムの音を良くしたいなら「アンプDSP」がお薦め!
ランキングをもっと見る