東証大発会、卯年でも跳ねない株価---トヨタなど昨年来安値更新[新聞ウォッチ]

東証大発会
東証大発会全 5 枚

きのうが仕事始めだった企業や官庁も多かったが、2023年最初の取引となった大発会の東京株式市場では、ほぼ全面安の展開となり、日経平均株価は一時、前年12月30日の終値と比べ400円超の値下がり。終値も377円64銭安の2万5716円86銭となるなど、波乱含みの厳しいスタートとなった。

きょうの各紙も「卯年いきなり一時400円安」(朝日)や「卯年は跳ねる?市場期待、東証大発会大幅反落早速冷や水」(毎日)、「東証大発会ほぼ全面安、377円安、9か月半ぶり低水準」(東京)、さらに「年明け市場不安映す、日経平均9か月半ぶり安値」(日経)などと、取り上げている。

新年最初の取引が低調だった背景には、外国為替市場で円高・ドル安が進んだことを受け、トヨタ自動車、日産自動車、デンソーなどは昨年来安値を更新。円高による業績悪化を懸念する自動車など輸出関連銘柄に売り注文が集まったほか、世界景気の先行き不透明感も重しとなり、景気動向に敏感な半導体や海運関連株なども売られたという。

「卯年は跳ねる」と縁起の良い相場の格言もあり、株式市場も大きく跳躍する年になると期待する声もあるが、ふたを開けてみれば日経平均株価は大幅に反落。市場の不安心理を色濃く映し出すなど出鼻をくじかれた不安な滑り出しだったようだ。

2023年1月5日付

●大発会377円下げほぼ全面安(読売・2面)

●交通死最少6年連続、昨年2610人、減り幅は小さく(読売・30面)

●EV専売店輸入車ブランド攻勢、普及の伸びしろ見込み一足先に販売体制(朝日・6面)

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●家畜糞尿から水素配送トラック燃料に、トヨタ、タイの財閥と事業開始へ(朝日・6面)

●空飛ぶクルマ機種ごとにライセンス、国交省制度ブラックボックス設置も(朝日・7面)

●物価高超える賃上げを、首相年頭会見(毎日・1面)

●米家電見本市「CES」日系各社脱炭素PR、あす開幕、太陽電池やEV向け製品(産経・11面)

●VW初のEVセダン、コンセプト車発表、航続距離最大700キロ(日経・15面)

●スズキ、電動車いすを一部改良(日経・15面)

●ドル、一時130円「想定より円高」主要企業の6割(日経・18面)

《福田俊之》

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