EVモード59km、プジョー3008 にPHEV…ブリュッセルモーターショー2023出展へ

2種類のPHEVをラインナップ

4WDモデルはPHEVシステム全体で300hpのパワー

12.3インチのデジタルメータークラスター採用

プジョー 3008 ハイブリッド
プジョー 3008 ハイブリッド全 10 枚

プジョー110日、5ドアSUV3008』のプラグインハイブリッド車(PHEV)、「3008ハイブリッド」(Peugeot 3008 Hybrid)を113日、ベルギーで開幕するブリュッセルモーターショー2023に出展すると発表した

2種類のPHEVをラインナップ

プジョー 3008 ハイブリッドプジョー 3008 ハイブリッド

標準仕様の2WDFF)の「3008ハイブリッド225」と、高性能4WDバージョンに位置付けられる「3008ハイブリッド4 300」の2グレードを用意した。トランスミッションは、PHEV専用の8ATe-EAT8」を組み合わせている。

FF3008ハイブリッド225では、直噴1.6リットル直列4気筒ガソリンターボ「ピュアテック」エンジンが、最大出力180hp/5500rpm、最大トルク30.6kgm/3000rpmを発生する。フロントに置かれるモーターは最大出力が110hpで、エンジンとモーターを合わせたシステム全体で、225hpのパワーと36.7kgmのトルクを引き出す。動力性能は0100km/h加速が8.7秒、最高速が225km/hだ。

二次電池(バッテリー)はリチウムイオンで、蓄電容量は13.2kWhEVモードは、最大56kmWLTPサイクル)とした。燃費は76.9km/リットル、CO2排出量は30g/kmと公表されている。

4WDモデルはPHEVシステム全体で300hpのパワー

4WD3008ハイブリッド4 300では、直噴1.6リットル直列4気筒ガソリンターボのピュアテックエンジンが、最大出力200hp/6000rpm、最大トルク30.6kgm/3000rpmを発生する。フロントに置かれるモーターは最大出力が110hp、リアに置かれるモーターは最大出力が113hpで、エンジンとモーターを合わせたシステム全体で、300hpのパワーと53kgmのトルクを引き出す。動力性能は0100km/h加速が5.9秒、最高速が235km/hとなる。

バッテリーは、蓄電容量13.2kWh のリチウムイオンだ。EVモードでは、最大59kmWLTPサイクル)をゼロエミッション走行できる。この効果で、燃費は83.3km/リットル、CO2排出量は29g/km(いずれもWLTPサイクル)と優れた環境性能を実現している。

走行モードは、エレクトリックモード、スポーツモード、ハイブリッドモードの3種類だ。3008ハイブリッド4 300には、4WDモードが追加され、4種類から切り替えられる。バッテリーの充電は、標準コンセントでおよそ7時間だ。急速チャージャーも利用でき、充電はおよそ1時間45分で完了する。

12.3インチのデジタルメータークラスター採用

プジョー 3008 ハイブリッドプジョー 3008 ハイブリッド

インテリアには、最新の「i-Cockpit」が搭載された。このi-Cockpitは、さらにモダンとなり、クラストップレベルの機能性を追求している。ドライバー正面にフル12.3インチのデジタルメータークラスターが採用される。カスタマイズや設定変更が可能だ。このデジタルメータークラスターには、「ノーマリーブラック」テクノロジーを備えたデジタルパネルが採用されており、視認性やコントラストが向上している。

ダッシュボード中央には、10インチのタッチスクリーンがレイアウトされた。画面は高精細で、7つのピアノキーによる「トグルスイッチ」が配される。オーディオ、エアコン、音声コマンド付き3Dコネクトナビゲーション、電話、モバイルアプリケーション、危険警告などが表示される。

「トリッププランナー」は、ステランティスの「Free2Move」サービスを介して、ロングドライブの計画を支援する。トリッププランナーでは、ルート沿いの充電ポイントの位置を考慮した最適なルートを提案する。コネクテッドナビゲーションにこの計画を送信すれば、車内で利用することができる。スマートフォン向けアプリの「MyPeugeot」を使えば、走行前にPHEVシステムを起動しておくことができる。この機能により、EVモードの航続が最適化され、効率的なバッテリー温度に早く到達することが可能になるという。

《森脇稔》

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