商用車の電動化が加速、2025年の電動化比率は最大49.1%

三菱ふそう eキャンター(欧州仕様)
三菱ふそう eキャンター(欧州仕様)全 2 枚

矢野経済研究所は、商用車の世界市場の調査を実施。2021年の商用車における電動化率は1.2%、2035年には最大49.1%まで上昇すると予測した。

調査は商用車メーカー、システムサプライヤー、業界団体などを対象に、2022年10月から12月までの期間、同社専門研究員による直接面談、電話によるヒアリング、ならびに文献調査を併用して行った。

調査結果によると、2021年の商用車の世界販売台数は前年比7.3%増の2573万1000台、このうち電動商用車は29万9000台で電動化率は1.2%だった。電動商用車市場は現在、中国や欧州が牽引。各国の補助金などの普及促進策を受け、販売台数を伸ばしてきた。積載量、航続距離に関する対策も各国で進んでいる。積載量に関しては、欧州がZEV(ゼロエミッション車)に限り、積載量の緩和を実施しており、米国でも同様の動きがみられる。航続距離では急速充電のほか、バッテリ交換方式、架線充電方式など様々な充電方式を検討。安心して電動車を運用できるインフラ整備を進めており、電動車の普及に伴い各国で同様の動きが加速するとみられる。


《纐纈敏也@DAYS》

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