ユニオンジャックは廃止!? MINI史上最大となる次期型『クロスオーバー』大きく変わるその表情

MINI クロスオーバー 次期型プロトタイプ(スクープ写真)
MINI クロスオーバー 次期型プロトタイプ(スクープ写真)全 25 枚

MINI『クロスオーバー』(海外名:カントリーマン)の次期型を初めてスクープしてから数か月が経過した。2023年内にも登場するという次期型、その最新プロトタイプからは最終形が見えつつある。スクープサイト「Spyder7」がレポートする。

豪雪のスカンジナビアを爆走するプロトタイプ。カモフラージュがかなり削ぎ落とされたフロントエンドからは、丸みが取れた新デザインの生産型ヘッドライトが確認できる。点灯状態のため見えづらいが、内部には水平のLEDデイタイムランニングライトを備える。また幅の広いグリルと上下二分割されたエアインテークも見えている。

MINI クロスオーバー 次期型プロトタイプ(スクープ写真)MINI クロスオーバー 次期型プロトタイプ(スクープ写真)

側面では、ショルダーライン、流線型のボディワーク、フラッシュマウントドアハンドル、分厚いCピラーなどが見てとれる。足回りには赤いブレーキキャリパーが見られないため、高性能モデルの「JCW(ジョンクーパーワークス)」ではなさそうだ。

ハイライトを締めくくるのは、より際立つ形状のリアスポイラーと、新設計されたピクセルスタイルのLEDテールライトだ。テールライトは現行モデルの特徴にもなっているユニオンジャックデザインではなく、水平方向のブレーキライトバーと、方向指示器として機能するセンターセクションを備えるものとなっている。

バンパー下部にはエキゾーストパイプが見当たらないが、電気自動車であることを示すステッカーが見当たらないため、隠された配置になっているものと思われる。

MINI クロスオーバー 次期型プロトタイプ(スクープ写真)MINI クロスオーバー 次期型プロトタイプ(スクープ写真)

キャビン内のダッシュボード中央には、現行型とは異なる突き出た巨大なフローティング・ラウンドスクリーンを配置。円形のタッチスクリーンは、小さなデジタル・インストルメントクラスターと、ヘッドアップディスプレイを操作する。

次期型は、BMW『2シリーズ アクティブツアラー』でデビューした前輪駆動プラットフォーム「FAAR」の進化版を採用。BMW『X1』『X2』第2世代モデルとの兄弟モデルとなり、ICE(内燃機関)をはじめPHEV、およびBEVのパワートレインに対応する。また全長は200mm(7.5~8.0インチ)延長され、4.5m(177インチ)まで拡大し、MINI史上最大のボディサイズとなる。

パワートレインは、幅広いラインアップとなりそうだが、BMW X1とより密接な関係になるとみられ、ICEモデルでは、最高出力244ps、最大トルク400Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンを共有。フルエレクトリックバージョンでもBMW『iX1』と共有するとみられ、64.7kWhのバッテリーパックを積み、デュアルモーターの全輪駆動システムに電力を供給、最高出力313ps、最大トルク494Nmを発揮すると思われる。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. 「復活まじうれし!」「全色欲しい」新型スズキ『GSX-R1000』発表に、SNSは話題沸騰!
  3. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  4. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
  5. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る