寒い冬にはお手軽系ワックスが便利 ~Weeklyメンテナンス~

寒い冬にはお手軽系ワックスが便利 ~Weeklyメンテナンス~
寒い冬にはお手軽系ワックスが便利 ~Weeklyメンテナンス~全 1 枚

冬場の洗車はおっくうになりがち。しかし愛車を汚れたまま放置してしまうとボディの環境的には良くない。そこで今回はお手軽クリーナー&ワックス、さらにはコーティング処理を紹介してみた。

DIYで洗車する場合には、まずはシャンプーして拭き上げ、さらにワックス掛けして拭き取り作業といった工程がある。これを寒い時期に行うのはかなりのクルマ好きじゃ無ければ寒中修行になってしまう。指の先は真っ赤になるし靴の中が濡れたりしたら不快感もピーク。そんな経験をしたことがある読者は冬場の洗車を先延ばしにしてしまうことがあるのでは無いだろうか。

しかし、近年は洗車系のケミカル商品は著しく進化を遂げている。「洗車用品なんて昔からそんなに変わっていないだろう」と高をくくっている読者はカー用品店の洗車用品のコーナーに一度足を運んでみると良いだろう、そこにはさまざまな新製品がズラリと並び気になるアイテムも多い。

中でも多くのモデルがうたっているのが「お手軽」「簡単」「スピーディ」だ。これって冬場の洗車にはぴったりではないだろうか。そこでいくつかのお手軽洗車アイテムを注目してみた。筆者も実際にこれまでさまざまな洗車アイテム&ケミカルを使用してきたので、実際に使った感想からもリポートを加えたいと思う。

もっとも代表的なお手軽洗車アイテムはシートタイプのクリーナー&ワックスだ。通常はクルマ全体の汚れを洗車した後にボディの隅々までワックス掛けするヘビーな工程が必要だ。特に最初の洗車は冬場はかなりハードルが高い。しかしボディへのシャンプーは汚れをワックス掛けなどで引きずってしまい、ボディを傷めるのを防ぐためには欠かせない工程でもある。

しかしシートタイプのクリーナー&ワックスはその名の通りシート1枚でクリーナーとワックスを同時にこなせるのが特徴。その秘密はシートの中に汚れを取り込む機能だ。さっと拭き上げるとボディに付着した汚れを引きずること無く、きれいにクリーニングしてくれる特殊な機能を備えているのが特徴だ。同時にワックス(またはコーティング)処理も施されるのでとにかくお手軽。ドライブに出かける前のわずかな時間にさっと処理したり、クルマに積んでおいて出先で部分的な汚れを処理する場合などにも便利に使える。

次に注目したいのはスプレータイプのクリーナー&ワックス(またはコーティング)だ。その名の通りクリーナー&ワックスの液剤をスプレーして使うタイプ。先に紹介したシートタイプはウエットシートタイプでパッケージから一枚一枚取りだして使うことになる。手軽さは一番だが1枚取り出すとシートを使い切ってしまわないといけない(放置するとシートが乾燥して使え無くなる)。そんな時に重宝するのがスプレータイプなのだ。

特に使い勝手が良いと感じるのは部分的な汚れを処理する場合。パーキングなどで自分のクルマに戻る際、部分的に泥跳ねやトリ糞などの汚れが付着しているのに気づくことがある。そんな時に重宝するのがスプレータイプだろう。まずは汚れを部分的に洗い流した上でスプレータイプのクリーナー&ワックスを使う。スプレータイプは必要な量だけスプレーできるので処理するサイズに関わらずピンポイントで使えるのが良いところ、シートタイプのように1枚を使い切る必要が無いので“ついでにあちこち磨く”手間も無くなるのだ。

マイクロファイバーなどのクロス(付属するモデルも多い)を使って拭き上げればクリーニング処理+ワックス・コーティング処理が完了するというスピーディさ。しかもスプレーして出てくる液剤は少し粘り気のある液体タイプなのでボディに付着しやすくすぐに流れ落ちてしまうことも無いため処理しやすいのもメリット。もちろん仕上がりもピカピカツルツルのボディが期待できる。

このようにお手軽系のクリーナー&ワックスをクルマに常備しておけば気になった時点ですぐさま処理できるため、いつもきれいな状態で愛車に乗ることができる。しかも寒い時期でもさっと処理できるので抵抗感が低いのも魅力。愛車のボディを常にピカピカに保つために、自分の使用用途に合ったお気に入りのお手軽系クリーナー&ワックスを探しにカー用品店に出かけてみよう。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

《土田康弘》

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