「ドルビーアトモス」の立体的音場が車内で再現可能な理由…オートモーティブワールド2023

オートモーティブワールド2023に出展したドルビージャパンの「ドルビーアトモス」用デモカー
オートモーティブワールド2023に出展したドルビージャパンの「ドルビーアトモス」用デモカー全 8 枚

ドルビージャパンは、オートモーティブワールド2023に“車での移動空間がエンターテイメント空間になる”をテーマとして出展。車載用として開発された「Dolby Atmos(ドルビーアトモス) for Cars」を紹介した。

ブースに置かれていたのは「ドルビーアトモス for Cars」をインストールしたトヨタ『アルファード』だ。車内には合計21個のスピーカーを搭載して、ドルビーアトモスをフルスペックで再現できる7.1.6ch環境が構築されていた。システムとしては、平面スピーカー(7ch)、サブウーファー(1ch)、天井スピーカー(6ch)を搭載する。

一般的にドルビーアトモスといえば、サウンドに立体感を生み出すために平面だけでなく天井にもスピーカーを配置する。これによって、3次元での音の移動が再現可能とし、臨場感たっぷりの音響効果が楽しめる。出展されたアルファードはまさに、それを再現するため準備されたデモカーなのだ。

ただ、今回の出展ではそのシステムをフルで体験することだけが目的ではない。実は、車載では天井スピーカーまで備えることはスペースの制約上あまり現実的ではなく、よりシンプルなシステムでどれだけ効果的なサウンドが再現できるかがポイントになる。


《会田肇》

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