日産の最新技術を体験できる『Nissan FUTURES』 横浜ギャラリーで2月4日から

コンセプトカー『Max-Out』(マックスアウト)が展示されている。
コンセプトカー『Max-Out』(マックスアウト)が展示されている。全 33 枚

日産自動車は2月2日、コンセプトカー『Max-Out』(マックスアウト)の実車をプレス向けに初公開し、2月4日から3月1日までの期間、日産グローバル本社ギャラリーにて、日産が考える持続可能なモビリティと革新的なデザインの未来を体感できる『Nissan FUTURES』イベントを開催すると発表した。

日産グローバル本社ギャラリー全体で、日産の最新技術が体験できる。日産グローバル本社ギャラリー全体で、日産の最新技術が体験できる。

『Nissan FUTURES』イベントでは、Max-Outの展示はもちろんのこと、『TALK 4 FUTURES』と題し、毎週土曜日の13:30より日産グローバル本社ギャラリーで『Sustainability(サステナビリティ)』、『Economy(エコノミー)』、『Innovation(イノベーション)』、『Culture(カルチャー)』の4つのテーマについて、有識者やZ世代の方々が本音で語り合うパネルディスカッションが行われる。またギャラリー内には、Max-Outシミュレーターや、e-4ORCEラジコン、e-POWERディスプレイ、EVプラットフォームARルーペといった体感できる展示コーナーも用意されている。

Max-Outシミュレーターは、Max-Outを擬似的に運転できる体験シミュレーターだ。画面にはMax-Outの運転席が表示され、どのような走りをするのかが体験できる。4輪の駆動力を細かく制御し、操舵性能を向上させるe-4ORCEや、ドライバーに見えないものを可視化する技術Invisible-to-Visible(I2V)を使った走りを体験でき、どんなドライバーでも運転がうまくなったような感覚を体験できる。

Max-Outを運転しているかのような体験ができる。Max-Outを運転しているかのような体験ができる。

e-4ORCEラジコンのコーナーには、本格的なシミュレーターの運転席が用意されており、ドライブ体験ができる。ただし画面に映っているのは、併設されたラジコンコースに置かれたラジコンカーのオンボード映像。このラジコンはe-4ORCE技術が搭載されているため、e-4ORCEの走りをラジコンで体験できるという一風変わったコーナーになっている。体験時には、e-4ORCEアリとナシで八の字コースを走行する。当然ながらe-4ORCEによる制御があると、コーナーでオーバーステアになることなく、しっかりとコーナーをトレースでき走行が安定する。アリとナシでタイムアタックができるので、実際に試してみるとわかりやすい。

ホイールが青い場合はe-4ORCE制御が働いていない。ホイールが青い場合はe-4ORCE制御が働いていない。

e-POWERディスプレイのコーナーでは、2023年春に発売予定とされている『日産セレナ e-POWER』が展示され、e-POWERの仕組みがわかるコーナーが併設されている。どのようにエンジンが使われているのか、このコーナーを見ればすぐに理解できる。ちなみに発売が待たれる日産セレナ e-POWERに搭載されるエンジンは完全新設計の、1.4リットル直列3気筒エンジンを搭載。従来の1.2リットル直列3気筒エンジンより出力がアップし、さらに振動対策などが施されているため車内の静粛性も向上しているとのこと。担当者の話によると、以前のモデルとは明らかに静粛性が違うので、ぜひ試乗車などで体感して欲しいとのことだった。

2023年春に発売予定とされている『日産セレナ e-POWER』を展示。2023年春に発売予定とされている『日産セレナ e-POWER』を展示。左の銀色の部分はエンジン。右の黒い部分はバッテリー。左の銀色の部分はエンジン。右の黒い部分はバッテリー。

『ARIYA Virtual Display』のコーナーでは、専用のコントローラーを使って、ARIYAのテクノロジーが楽しめる。実車のARIYAの前に半透明スクリーンが設置され、カラーリングの変更や、スケルトンモデルのパズルゲームなどがプレイでき、お子様も楽しめるコンテンツだ。

半透明のモニターに情報が映し出される。半透明のモニターに情報が映し出される。

EVプラットフォームARルーペのコーナーでは、ARIYAのカットモデルが設置され、液晶パネル付きの大きなルーペを使ってARIYAの構造をチェックできる。このルーペはAR技術が使われており、実際のカットモデルのエンジン部分や、ステアリング部分にルーペをかざすことで、液晶部分に解説動画が再生されるといった仕組み。ARIYAのカットモデルを見る機会はなかなかないので、それだけでも一見の価値ありだ。

モーターとブレーキを細かく制御することで、操舵感が変化するe-4ORCE。モーターとブレーキを細かく制御することで、操舵感が変化するe-4ORCE。ハンズオフドライブの解説。ハンズオフドライブの解説。AR技術を活用し、ARIYAの内部構造を知ることができるコーナー。AR技術を活用し、ARIYAの内部構造を知ることができるコーナー。

このようにNissan FUTURESイベントでは、日産車に使われている最新技術を気軽に体験でき、現行車であるGT-Rやノートだけでなく、ヒストリックカーの展示などもあり、家族で訪れても楽しいイベントとなっている。

《関口敬文》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る