ホンダの小型耕うん機「サ・ラ・ダ FF300」20周年記念モデルの受注開始

サ・ラ・ダ FF300 20周年記念モデルによる耕うん作業
サ・ラ・ダ FF300 20周年記念モデルによる耕うん作業全 10 枚

ホンダは、小型耕うん機『サ・ラ・ダFF300』の発売20周年を記念した『サ・ラ・ダFF300記念モデル』の受注を開始した。発売は2023年春を予定している。

2003年に販売を開始したサ・ラ・ダ FF300は、簡単・コツ要らずの操作性と力強い作業性能を両立したフロントロータリー式小型耕うん機だ。ホンダ独自の同軸・同時正逆転ロータリー「ARS(アクティブ・ロータリー・システム)」の採用により、爪が土にしっかりと食い込むことで初心者でも簡単に深く耕せるほか、優れた直進安定性を実現。家庭菜園を楽しむユーザーを中心に支持を得ている。

◆ニーズに応えてラインナップを拡大

サ・ラ・ダ FF300の発売以降、2004年に上位モデル『FF500』、2013年にガスパワー耕うん機『サ・ラ・ダCG FFV300』を発売。サ・ラ・ダシリーズはその時代のニーズに応えながらラインアップを拡大し、シリーズ累計販売台数は約11万7000台となっている。

今回台数限定で販売するサ・ラ・ダ FF300 20周年記念モデルは、フェンダー部に20周年限定のオリジナルデザインラベルを配置。赤いボディにグリーンの映える特別なデザインとした。また20周年記念ロゴを配した限定ボディーカバーも付属する。

価格は18万7000円、アタッチメント対応のヒッチ標準装備タイプは19万9980円。

なおホンダでは、20周年を記念して「サ・ラ・ダ」シリーズ愛用者の声などを紹介する「サ・ラ・ダ20周年スペシャルコンテンツ」を公開している。

◆女性や高齢者にも扱いやすく、が始まり

ホンダの耕うん機開発の歴史は1950年代に始まる。当時、高度経済成長の担い手として農村を離れた働き盛り世代に代わり、農作業の主軸となった女性や高齢者にも扱いやすく、高い作業性を実現する耕うん機として、1959年にホンダ初の耕うん機「F150」が発売された。

1980年には、家庭菜園や小規模農園における需要の高まりを受け、車軸ローター式小型耕うん機「こまめF200」が発売された。エンジンから耕うん爪までをタテ型に配置することで、コンパクトで取り回しがしやすく、手軽に耕うん作業を楽しめるモデルだった。

誰もが家庭菜園を楽しめる製品を目指して開発されたサ・ラ・ダ FF300が2003年に発売されて以降、サ・ラ・ダシリーズはその時代のニーズに応えながらラインアップを拡大してきた。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『アウトバック』新型、約515万円から…年内米国発売へ
  2. 日産『GT-R』生産終了、4万8000台を製造し18年の歴史に幕…次期型に知見継承へ
  3. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  4. 「一度でいいから拝んでみたい」33台が完売のアルファロメオ、購入者の1人がF1ドライバーであることも話題に
  5. 次世代バイオディーゼル、2050年カーボンニュートラルへ…期待される理由とは?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る