常磐線のリバイバル「赤電」に10両編成…品川-高萩間を走行 4月中旬-2026年春頃

車両基地に並ぶ常磐線用の車両。国鉄特急色のE653系(左)の隣が「赤電」カラーのE531系。
車両基地に並ぶ常磐線用の車両。国鉄特急色のE653系(左)の隣が「赤電」カラーのE531系。全 2 枚

JR東日本水戸支社は3月8日、勝田車両センターに配置されているE531系近郊型電車をかつての常磐線中距離電車カラーにラッピングした「赤電」10両編成を4月中旬から運行すると発表した。

「赤電」は、1961年6月に常磐線取手~勝田間が交流電化された際に投入された401系近郊型電車に施された「赤13号」と「クリーム色4号」の前面警戒色からなる塗色で、赤13号は通称「小豆色」(国鉄部内ではローズピンク)と呼ばれ、後に登場する403系や415系にも受け継がれたが、1985年以降に姿を消していた。

勝田車両センターの操業開始60周年を記念してE531系に復刻された「赤電」カラー。小豆色をベースに前面にはクリーム色の帯が入っている。勝田車両センターの操業開始60周年を記念してE531系に復刻された「赤電」カラー。小豆色をベースに前面にはクリーム色の帯が入っている。

「赤電」編成は、2021年11月から5両編成が常磐線友部~原ノ町間と水戸線(小山~友部)に登場していたが、今回の10両編成は2026年春頃まで品川~高萩間で運用。登場を前にした4月15日には土浦運輸区(茨城県土浦市)で5両編成を繋げた15両の赤電編成を有料で公開する撮影会が開催される。

開催は10時10分~11時30分、13時10分~14時30分の2回で、各回30人を募集。参加費用は1万5000円で、申込みは3月15日14時からJRE MALL水戸支社の販売サイトで受け付ける。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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