スバル レガシィ に「スポーツ」、260馬力ターボ搭載…2024年型は今秋米国発売へ

赤いアクセントを配したフロントグリル

2.4リットル水平対向4気筒ガソリンターボエンジン

「STARLINK」の11.6インチマルチメディアプラスシステム

スバル・レガシィ の「スポーツ」
スバル・レガシィ の「スポーツ」全 10 枚

SUBARU(スバル)の米国部門は3月1日、セダン『レガシィ』の2024年モデルに「スポーツ」を設定し、今秋米国市場で発売すると発表した。現地ベース価格は、3万4495ドル(約470万円)だ。

◆赤いアクセントを配したフロントグリル

日本では2020年6月、受注を終了した『レガシィB4』のモデルチェンジ版が、米国向けのレガシィだ。2024年モデルでは、大型フロントグリルで力強い表情を追求する。この表情は、『アウトバック』(日本名:『レガシィアウトバック』に相当)に準じたものだ。スバルのデザイン理念の「Dynamic x Solid」を強化し、ロー&ワイドなスタンスを強調している。

スポーツグレードでは、フロントグリルに赤いアクセントをあしらった。ドアミラーカバーとトランクスポイラーは、 マグネタイトグレーメタリック仕上げ。足元は、グレーの18インチアルミホイールで引き締められた。

インテリアは、ブラックとグレーのツートン仕上げのモケットシートに、赤にステッチを配した。スポーツチューンドサスペンション、LEDフォグランプ、電動ムーンルーフ、ナビゲーションシステム、ヒーター付きステアリングホイールを標準装備する。安全面では、リバース自動ブレーキと「Driver Focus」と呼ばれるドライバーの注意散漫を軽減するシステムが採用されている。

◆2.4リットル水平対向4気筒ガソリンターボエンジン

スポーツのパワートレインには、FA24型2.4リットル水平対向4気筒ガソリンターボエンジンを搭載する。最大出力は260hp/5600rpm、最大トルクは38.3kgm/2000~4800rpmを引き出す。自然吸気の2.5リットル水平対向4気筒ガソリンエンジン(最大出力は182hp、最大トルクは24.3kgm)に対して、パワーは78hp、トルクは14kgm強化されている。

トランスミッションはCVTの「リニアトロニック」を組み合わせた。このCVTには、パドルシフトで操作する8速マニュアルモードが付く。

スバル独自の全輪駆動システムの「シンメトリカルAWD」を採用する。各部の剛性を高めた「スバル・グローバル・プラットフォーム」によって、ステアリング操作に対する正確なレスポンス、快適な乗り心地、静粛性の高い室内空間を追求している。

◆「STARLINK」の11.6インチマルチメディアプラスシステム

スバル・レガシィ の「スポーツ」スバル・レガシィ の「スポーツ」

ワイヤレスのApple「CarPlay」とグーグル「AndroidAuto」を備えたフルスクリーンディスプレイ、「STARLINK 11.6インチマルチメディアプラスシステム」の最新バージョンを採用する。このシステムは、11.6インチの高解像度タッチスクリーンとメーターの連携をはじめ、オーディオや「HVAC」、「X-MODE」などの車両機能を画面上でコントロールできる。新たに「バレットモード」も導入している。

「what3words(W3W)」を車載化した。what3wordsは、位置情報を伝える非常にシンプルな方法だ。世界を3m四方の正方形に区切り、それぞれに固有の3ワードアドレスを割り当てる。what3wordsアドレスを入力したりナビゲートしたりする時、アプリやデータ、スマートフォン接続は必要ない。ユーザーは、3つの単語を使用して、オフロードや風光明媚な場所、その他の分かりづらい場所などを見つけて、移動することができる。この機能は、STARLINK 11.6インチマルチメディアナビゲーションシステム搭載車に標準装備されている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  3. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  4. ホンダ『CB1000F SE コンセプト』を世界初披露! カウルが付いてネオレトロ感アップ、MSショーからの変更点もチェック!
  5. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る